ヒートのガードといえばこの人 スティーブ・スミス
1991~1994年にヒートで活躍したのが、1991年NBAドラフト5位のスティーブ・スミス選手です。彼のポジションはポイントガード(PG)兼シューティングガード(SG)。「マジック・ジョンソン2世」と呼ばれたほどの優秀なガードです。
ちなみにマジック・ジョンソン選手は、「NBA歴代の偉大な50人の選手」に選ばれたレジェンド。スミス選手は1994年のワールドカップ、2000年のシドニーオリンピックにも参加しており、引退後も解説者として活躍しています。
MVPにして得点王 ドウェイン・ウェイド
ヒートは2003年、NBAドラフトでドウェイン・ウェイド選手を指名しました。ウェイド選手はNBAドラフト5位のSGですが、状況に応じてPGにも回れる万能なガードです。「フラッシュ」の愛称で親しまれ、2004年の「NBAオールルーキーチーム」でファーストチームにも選ばれました。
その後も2006年に「NBAファイナルMVP」、2009年に「得点王」の実績を築き上げ、オリンピックやワールドカップにも参加した選手です。NBAスキルチャレンジで2回も優勝して、2016年までマイアミ・ヒートに在籍していました。
どこからでも点数につなげられる男 マイケル・ビーズリー
マイケル・ビーズリー選手は、2008年のNBAドラフト2位でヒートに指名された選手です。ポジションはスモールフォワード(SF)兼パワーフォワード(PF)で、3ポイントシュート成功率の高さが魅力といえます。そのため、コートのどこにいても点数につながるのが強みと評価されています。
ルーキーイヤーでも開幕からスターターに選ばれる実力であり、3試合目のシャーロット・ボブキャッツ戦では25得点を決めてみせました。マイアミ・ヒートとの契約を終え退団しましたが、チームを盛り上げた選手の1人といえます。
ヒートのプレーオフ進出に貢献 ジャスティス・ウィンスロー
2015年にヒートからNBAドラフト10位で指名されたのが、ジャスティス・ウィンスロー選手です。ウィンスロー選手はSFとSGのどちらでもプレーできる、攻守のバランスに優れた選手です。
ルーキーシーズンの2015~2016年から活躍し、ヒートのプレーオフ進出に貢献しました。「NCAAチャンピオン」という実績もあるウィンスロー選手ですが、怪我により2017年3月時点では復帰の目処が立たない状況です。
もう1人の2015年NBAドラフト選手 ジョシュ・リチャードソン
ウィンスロー選手以外にも、ヒートは2015年のNBAドラフトでジョシュ・リチャードソン選手も指名しました。リチャードソン選手はNBAドラフト40位でしたが、得点力のあるPG兼SGとして活躍しています。
2015年11月のミネソタ・ティンバーウルブズ戦と2016年3月のシカゴ・ブルズ戦でどちらも、20得点以上を決めました。最優秀新人選手にも選ばれ、ヒートに欠かせない選手の1人に成長しています。
まとめ
マイアミ・ヒートには、「第2のマジック・ジョンソン」「得点王」「開幕スタータールーキー」など、歴代1位に匹敵するほどのNBAドラフト選手がいました。また、NBAドラフトの順位が低くても、入団後に活躍する選手が多く、まさに「熱き選手が集まるチーム」といえるでしょう。ヒートの今後のNBAドラフト指名にも、ぜひ注目していきたいところです。