1999年の新人王 ヴィンス・カーター
トロント・ラプターズが1998年にドラフト指名したのが、シューティングガード(SG)のヴィンス・カーター選手です。彼は当時ドラフト5位であり、ゴールデンステード・ウォリアーズに指名されていました。
しかし、ラプターズがドラフト4位のアントワン・ジェイミソン選手とトレードして、カーター選手を選びました。その期待に応えるように、カーター選手は「1999年の新人王」「NBAオールスターゲーム8回出場」「シドニーオリンピック金メダルへの貢献」など、輝かしい功績を残した選手です。
ラプターズのサウスポー、クリス・ボッシュ
2003年、ラプターズはドラフト4位のクリス・ボッシュ選手を指名しました。ボッシュ選手はポジションがパワーフォワードであり、サウスポーの選手です。
ところが、ルーキーシーズンの2003~2004年には「センターポジション」を任されました。彼はそんな状況でもきちんと実績を残し、リバウンドとブロックのラプターズにおけるルーキー記録を塗り替えました。2005~2006年シーズンには、ラプターズのキャプテンとしても活躍した選手です。
【歴代1位】2006年の注目選手、アンドレア・バルニャーニ
2006年のドラフト1位であり、トロント・ラプターズに指名されたのがアンドレア・バルニャーニ選手です。
彼は3ポイントシュートを得意とするパワーフォワード兼センターであり、時にはスモールフォワードとしても活躍していました。2006年には「ユーロリーグライジングスター賞」「セリエAチャンピオン」の実績を築き上げ、2007年に1月、2月連続で「月間最優秀新人」に選ばれた選手です。
また、2007年では「オールルーキーファーストチーム」にも選ばれるほどの実力であり、ラプターズの大きな戦力となりました。
ダンクもできるSG、デマー・デローザン
デマー・デローザン選手は2009年に、トロント・ラプターズからドラフト9位で指名された選手です。ガードポジションのデローザン選手ですが、彼は3ポイントやジャンプ、ダンクシュートまで得意とするフォワード選手でもあります。
ラプターズのエース的存在であり、2014年、2016年、2017年のNBAオールスターに出場した実績を持っています。2014年のスペインワールドカップや2016年のリオオリンピックでも活躍しており、今後もラプターズを引っ張っていく選手といえるでしょう。
トロント・ラプターズのセンターといえば、ヨナス・ヴェランチュナス
ヨナス・ヴェランチュナス選手は、2011年ドラフト5位に選ばれて、ラプターズに加わったリトアニア選手です。彼はリバウンドを得意としている優秀なセンターであり、2011年、2012年、2014年と3回もリトアニアの最優秀選手として表彰されました。
また、LKLオールスターゲームでMVPに2回も輝いています。2013年の「NBAオールスタールーキーチーム」ではセカンドチームでしたが、2017年3月時点でもラプターズで活動しているため、今後の活躍に期待が高まっています。
まとめ
トロント・ラプターズには、NBAの中でも歴代トップクラスの強さで活躍したドラフト選手が多いといえるでしょう。また、近年特に勢いがあるNBAチームともいえるため、今後のNBAドラフト指名にも注目していきたいところです。