モーリス・チークスは、76ersの有名PG
1978年にフィラデルフィア・76ersがドラフト指名したのは、モーリス・チークス選手です。彼はドラフト36位指名でしたが、フィラデルフィア・76ersを「NBA優勝まで狙える強豪チーム」にまで成長させた選手の1人です。
チークス選手は献身的なプレーとディフェンスが特徴のポイントガード(PG)で、1983年から4年連続「オールディフェンスのファーストチーム」に選ばれています。
また、76ersに在籍した11シーズンの間で3回NBAファイナルに出場、そして1983年に76ersを優勝へ導きました。
76ersの空飛ぶ冷蔵庫、チャールズ・バークレー
チャールズ・バークレー選手は、1984年のドラフト5位指名でフィラデルフィア・76ersに加わった選手です。ジュリアス・アービング選手やモーゼス・マローン選手といった名選手がいる年代にも関わらず、「NBA史上最高のパワーフォワード」といわれる実力でした。
また「190cm以上ある体格の良さ」と「優れた運動能力」から、「空飛ぶ冷蔵庫」という異名もあります。1992年のオリンピックでもドリームチームの1人として活躍しましたが、その後76ersを離れました。
歴代1位の名選手、アレン・アイバーソン
1996年には、ドラフト1位のアレン・アイバーソン選手が76ersに加わりました。彼は現役時の身長が183cmであり、「史上最も身長が低いドラフト1位」と呼ばれていたことがあります。
この時期の76ersはリーグ下位でしたが、アイバーソン選手が5試合連続40得点を決めるなどチームをけん引。彼のこの活躍もあり76ersは「勢いのあるチーム」に成長しました。そしてアイバーソンは1999年に得点王として選ばれ、76ersは2001年のNBAで開幕10連勝を達成しました。
【NBAドラフト】全試合出場を果たした、サミュエル・ダレンバート
2001年のNBAドラフトでは、センターのサミュエル・ダレンバート選手が選ばれました。彼はドラフト26位でしたが、211cmのビッグマンでブロックショットが得意な選手という特徴があります。
2002~2003年シーズンでは、残念ながらけがにより試合に出場できませんでした。しかし、2003~2004年シーズンでは「82試合全て出場」という結果を残し、2010年まで76ersを支えてきました。その後はさまざまなチームを渡り歩き、彼は「ジャーニーマン」と呼ばれるようになります。
76ersのダブルAI、アンドレ・イグダーラ
アンドレ・イグダーラ選手は、アレン・アイバーソン選手とのコンビが話題になり、ファンの間で「ダブルAI」と呼ばれていた選手です。76ersは、2004年にドラフト9位のイグダーラ選手を指名して、シューティングガード(SG)の強化を図りました。
その期待に応えるように、イグダーラ選手はルーキーイヤーである2004~2005年シーズンから「全82試合出場」を果たしました。ロンドンオリンピックにも参加したのち、2012年に76ersからデンバー・ナゲッツに移籍しました。
まとめ
どの年代でも、ドラフト指名された選手は「チームに貢献する逸材」といえます。2016年に76ersは「NBAドラフト1位指名権」を獲得してベン・シモンズ選手を選びましたが、彼は開幕前に右足骨折をしてしまいました。毎年ドラフト選手が活躍するわけではありませんが、今後も76ersのドラフト指名に注目したいところです。