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ボストン・セルティックスのNBAドラフト歴代1位をチェック

2017 7/10 10:01SOL
ボストン・セルティックス
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Photo by 360b/Shutterstock.com

ファイナル進出回数21回、そのうち優勝回数17回。 NBAの中でも指折りの強豪クラブとして知られるのが、ボストン・セルティックスです。 本稿ではNBAドラフト1巡目指名でセルティックス入りした選手たちを紹介します。

黄金期のシックスマン、フランク・ラムジー選手

1953年のNBAドラフトでボストン・セルティックスに1巡目3位で指名されたのが、フランク・ラムジー選手。
入団直後はセントルイス・ホークスへのトレードや兵役などの影響もあり、1シーズン半ほどセルティックスを離れたものの、1956-57シーズンに再加入。スタメン級の実力を持っていたものの、チームの方針でシックスマンとして起用されると、チームに勝利をたぐり寄せる活躍を見せ、チーム初優勝に貢献しました。 1958-59シーズンにも優勝を果たすと、セルティックスはここから8連覇を達成。ビル・ラッセル選手やボブ・クージー選手などとともにチームの黄金期を作り上げました。

「レジェンド」の異名を持つラリー・バード選手は1978年入団

1978年のNBAドラフトで1巡目6位指名を受けたのが、インディアナ州立大学のラリー・バード選手。 正確な長距離シュートを武器に、1年目からチームの得点源として活躍し、新人王を獲得します。ロバート・パリッシュ選手が加入した1980-81シーズンには初のNBAチャンピオンを経験しました。
長身ながら中長距離シュートの正確さは群を抜いており、3ポイントシュートで多くの得点をマーク。さらにはリバウンドの強さ、パスセンスも秀でており、高水準なオールラウンダーとして一時代を築きました。
1984年から86年まで3シーズン連続でシーズンMVPを獲得。チャンピオンに輝いた回数は3度、ファイナルMVPにも3度選ばれており、80?90年代のセルティックスの全盛期を支える選手として活躍しました。

ミスター・ビッグショットとも呼ばれたチャンシー・ビラップス選手

1997年のNBAドラフトでは全体3位指名でボストン行きを決めたのが、チャンシー・ビラップス選手。 ルーキーイヤーの途中でトロント・ラプターズに移籍することになったものの、逸材としての期待は大きかったようです。
その才能が大きく開花したのは、デトロイト・ピストンズに移籍した2002-03シーズン以降。ラリー・ブラウンヘッドコーチが志向する組織第一の戦術にぴたりとはまり、司令塔ポジションを獲得。チーム総合力も向上し、イースタンカンファレンスの中でも突出したチームへと成長します。
ビラップ選手はパスのみならず、その得点力も大きな魅力でした。勝負を決定づけるシュートをよく決めたことから、「ミスタービッグショット」と呼ばれていました。

ビッグスリーの一角、ポール・ピアース選手は1998年入団

ポール・ピアース選手がセルティックスに入団したのは、1998年のことでした。同年のNBAドラフトで全体10位で指名を受けての入団でしたが、本人はセルティックスのライバルチーム、レイカーズのファンだったため、実は最も入団したくなかったチームだったと語っています。
そんなドラフト前のビッグマウスを封印したピアース選手は、立派なプロ意識を1年目から見せつけました。大胆なダンクや正確なジャンプショットを連発し、1試合平均16.5得点と順調な滑り出しを見せます。以降、チームは浮沈を繰り返すものの、チームの屋台骨として活躍を続けます。
ターニングポイントは2007年。ケビン・ガーネット選手、レイ・アレン選手とともにビッグスリーを形成したシーズンでした。圧倒的な攻撃力を見せつけてシーズンを勝ち続け、一気にNBAチャンピオンに輝いたのです。
ピアーズ選手自身も、ファイナル1試合平均21.8得点と大爆発、自身初のMVPを獲得しました。2012-13シーズンまでセルティックスに在籍、現役最後に所属したのはロサンゼルス・クリッパーズ。2016-17シーズン限りでの引退を表明しています。

しぶとい守備で貢献したトニー・アレン選手は2004年入団

2004年のNBAドラフト1巡目25位で指名を受けたのが、オクラホマ州立大学出身のトニー・アレン選手です。
下位指名ながらルーキーシーズンから77試合に出場。攻撃力よりもディフェンスに定評のあるプレーヤーで、2007-08シーズンにチームはMVPチャンピオンに輝きました。レイ・アレン選手らの加入によりプレー機会が減少したシーズンでしたが、守備の局面で大いに活躍を見せて優勝に貢献しました。
対人プレーには抜群の強さを見せるトニー・アレン選手。1on1でのやりにくさはコービー・ブライアント選手やケビン・デュラント選手も認めるところで、エースキラーとしての一面も併せ持っています。

まとめ

ラリー・バード選手しかり、ポール・ピアース選手しかり、ドラフトで加入した選手がチームの中心となり、セルティックスの黄金時代を作り上げてきました。 目指すのは2009-10シーズン以来遠ざかっているファイナルの舞台。さらなる新戦力の台頭が望まれています。