1988年の全体1位で加入、低迷期を支えたダニー・マニング選手
ロサンゼルス移転当初はなかなか成績が振るわなかったクリッパーズ。低迷にあえぐ中で1988年のドラフト1位ルーキーとして入団したのがダニー・マニング選手です。 クリッパーズには1993-94シーズン終了まで在籍。パワーフォワードとして活躍し、チームの屋台骨として攻撃を牽引。1991-92シーズンから2シーズン連続でプレーオフに進出する原動力となりました。
クリッパーズで6シーズンを過ごした後は、複数クラブを渡り歩いたいわゆるジャーニーマン。しかし、そのマルチロールぶりからどのチームでも重宝されました。
デビューイヤーから得点源になったラモンド・マレー選手が加入
1994年、カリフォルニア大学バークレー校からクリッパーズ入りしたのがラモンド・マレー選手です。
デビューイヤーからスモールフォワードのポジションを確保し、チーム第2の得点源として機能。1試合平均14.1得点と上々の滑り出しを見せます。怪我によりコンディションを落とすシーズンもありましたが、1996-97シーズンはチームのエースに成長、プレーオフ進出に貢献する活躍を見せました。
1999-2000シーズンからはクリーブランド・キャバリアーズに移籍。アンドレ・ミラー選手やショーン・ケンプ選手などもプレーする超攻撃型チームにあって、精度の高い3ポイントシュートから得点を量産しました。
ショーン・リビングストン選手もクリッパーズでNBAデビュー
2004年のNBAドラフト全体4位で指名されたのが、ショーン・リビングストン選手です。
高卒のアーリーエントリーながら「NEXTマジック・ジョンソン」と称され、かなり高い評価を得ていました。しかしながら、不調にあえぐチームにあってもプロの壁は高く、プレー機会をなかなか得られないままクリッパーズを去ることになります。
その後は怪我に見舞われ定着できるチームに巡り会えず、ジャーニーマンとして8チームを転々。しかし、2014-15シーズンから所属したゴールデンステート・ウォリアーズで、彼の運命は一転することになります。ステフィン・カリー選手ら新世代が台頭する中で、貴重なベンチプレーヤーとして活躍。エースに集中するマークをかいくぐって得点を重ね、2015-16シーズンのNBAチャンピオンの座を獲得しました。
エリック・ゴードン選手は2007年加入
高校時代から逸材として評されていたエリック・ゴードン選手。
インディアナ大学1年次にアーリーエントリーでドラフトに。クリッパーズから全体7位で指名を受けてNBAの舞台に上がります。チーム事情により1年目から多くのプレー機会を得ると、シーズン平均16.1得点と立派な数字を残しました。
その後は、ニューオーリンズ・ホーネッツを経て、ヒューストン・ロケッツに在籍。オフェンススキルはひと通り揃っており、今後のロケッツの浮沈の鍵を握るプレーヤーの一人です。
モンスターダンクのブレイク・グリフィン選手は2009年に加入
現在のクリッパーズを支える精神的支柱であるブレイク・グリフィン選手は、2009年のNBAドラフト全体1位で加入。
大学2年次のアーリーエントリーでの加入でしたが、1年目は怪我のため不出場、実質2年目に公式戦デビューを果たします。
スケールの大きなプレーが魅力で、モンスターダンクとも呼ばれる大胆なダンクシュートが代名詞。ジャンプする相手の頭上から叩きつけるプレーでファンを魅了します。チーム成績は低調なものに終わりましたが、全試合に出場し、インパクトは十分で、満票での新人王を獲得しました。
オールスターゲームには連続出場中。クリッパーズの象徴として目指すは、2シーズン連続で敗れているカンファレンス・セミファイナルの突破、その先にあるファイナルの舞台です。
まとめ
ここ数年は戦力が整いつつあり、かつての弱小チームのイメージは払拭されつつあります。
ブレイク・グリフィン選手を中心としたチームがどこまで上位進出できるのか。
ドラフトで獲得した新戦力が活躍してくれるかもしれません。今後の動向に注目しましょう。