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【車いすバスケ】海外リーグで活躍する日本人選手たち!

2017 7/10 10:01Mimu
車いすバスケケットボールプレイヤー
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Photo by FXQuadro/Shutterstock.com

今やかなりの知名度を誇るようになった車いすバスケ。実は多くの日本人選手が海外リーグで活躍していることをご存じでしたか? 今回は、過去に海外で活躍した選手や、現在海外クラブで活躍する選手たちを紹介していきましょう。

車いすバスケ界のパイオニア!神保康広

まず紹介するのは、神保康広さんです。日本人車いすバスケットプレーヤーとして、初めて海外リーグで活躍した、いわばパイオニア的存在ですね。
1970年生まれの神保さんですが、18歳の時に車いすバスケに出会うと、20歳の時には車いすバスケの強豪チーム「千葉ホークス」に加入。92年にはバルセロナパラリンピックの日本代表チームにも選ばれるなど、非常に高いセンスを持っていました。
そして、2000年には企業からの支援もあって、アメリカのNMBA(全米車いす協会)に所属する「ストリーム」に入団します。このNMBAはD1とD2に分かれており、当時ストリームはD2所属のチームだったものの、神保さんの活躍もあって00-01シーズンで優勝を果たすと、わずか1年でD1へと昇格しました。02年からは同リーグの「テンバーローリングナゲッツ」へ移籍し、全米選手権のベスト4に輝きます。
その後は帰国し、選手としては第一線を退きましたが、現在もこの車いすバスケ界でさまざまなことにチャレンジ中です。

現在は車いすフェンシングの選手!?安直樹

続いて紹介するのは、安直樹(やす なおき)選手です。神保さんの少し後、90年代後半~00年代にかけて活躍しました。
中学3年生の時に車いすバスケを始めると、その後まもなく千葉ホークスに所属。そして2007年からは、オーストラリアナショナルリーグの「ウィルキングス」やイタリアチャンピオンリーグセリエAの「サッサリ」、「ポルト・トーラス」といった、世界最高峰のリーグのチームで活躍しました。また日本代表として、アテネパラリンピックに出場しています。
選手としての活躍のみならず、車いすバスケの一般的な認知度を高めるための取り組みを積極的に行っている人物でもあります。全国の小中学校で講演活動を行ったり、著書を出版したりなど、この業界に与えた功績は計り知れません。
そして、現在では車いすバスケを引退し、一線を退くかと思いきや、なんと車いすフェンシングの選手へと転身。すでに日本代表としてワルシャワワールドカップにも出場。本気で東京パラリンピックでのメダルを狙っており、今後の活躍に注目です。

体格が売りの日本のエース!香西宏昭

続いては紹介するのは第一線で活躍する香西宏昭選手です。海外リーグに挑戦中で、現在はユーロリーグの「BG バスケッツ ハンブルグ」および、日本の「NO EXCUSE」に所属しています。
先天性両下肢欠損症の影響で、生まれつき両膝から先がない香西選手。学生時代バスケに打ち込んでいたお父さんの影響から、12歳から車いすバスケを始めました。そして17歳で代表入りし、北京・ロンドン・リオデジャネイロと3大会連続でパラリンピックに出場。2020年の東京パラリンピックでも期待される、日本を代表する選手です。
鍛え抜かれた上半身が特徴で、なんとベンチプレスは130キロを持ち上げるほど。車いすバスケといえば、激しいぶつかり合いもあるスポーツですが、ハードなトレーニングを積み、海外リーグでも当たり負けない強さを誇る選手です。

今後の女子車いすバスケ日本代表を背負う!網本麻里

続いては女性の車いすバスケ選手を紹介しましょう。まずは網本麻里選手です。
現在はドイツ1部リーグのケルンに所属。高校1年生の時から日本代表にも選ばれた逸材で、2007年のドイツとの新善意試合では、1試合に38得点という世界記録も打ち立てました。2008年の北京パラリンピックでは7試合で133得点を挙げ、得点王にも選ばれました。
小学生の時につま先の骨が内側に折れ曲がってしまい、中学2年生でその骨を切除する手術を受けました。失意に沈んだそうですが、そんなときにお母さんと一緒に訪れたスポーツセンターで車いすバスケに出会い、いつしか世界を代表する選手となったのです。今後の日本代表チームの中心となる選手でしょう。

経験豊富な日本の柱!上村知佳

最後に紹介するのは上村知佳選手です。1988年のソウルパラリンピックから活躍しているベテラン選手で、その後5大会連続で出場。2000年のシドニーでは銀メダルに貢献すると、2004年にはアテネで日本チームのキャプテンを務めた、女子車いすバスケ界を代表する選手です。
2001年からはアメリカやカナダのチームに所属し、約4年間活躍。現在も国内のリーグにて活躍中。豊富な経験を生かし、まだまだ日本の柱として期待されている選手です。

まとめ

バスケットボールの選手もそうですが、車いすバスケの選手にも、海外で活躍する選手たちはたくさんいます。 そして、2020年の東京パラリンピックに向けて期待されている選手たちも多いです。 今後ますます注目していきたいスポーツです。