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【オールスター総評】2016-17NBAオールスターを振り返る

2017 6/13 12:41Mimu
バスケットボール 盛り上がる
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出典 https://www.daily.co.jp

2016-17年のNBAオールスターが、2月19日にニューオーリンズのスムージー・キング・センターにて開催された。 毎年多くのファンが熱狂するこのオールスターだが、2017年はいったいどんな試合が、そしてどんなプレーが繰り広げられたのだろうか。

2月19日に開催されたオールスターゲーム

2月19日、2016-17年のNBAオールスターゲームがニューオーリンズにて開催された。イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスを代表するトッププロが集結するこの試合だが、今年もレブロン・ジェームズ選手やステファン・カリー選手など、おなじみの選手たちが出場していた。
また、ダンクコンテストやスリーポイントコンテストの方も、大いに盛り上がった。毎年お祭り騒ぎとなるこの日だが、その見所となったポイントを詳しく紹介していこう。

オーススターゲーム新記録を作ったデイビスがMVP

試合は192-182という接戦でウェスタン・カンファレンスが勝利した。MVPは地元ニューオーリンズ・ペリカンズから選出されたアンソニー・デイビス選手だ。彼はこの試合でなんと52得点もあげ、オールスターの最多得点記録を塗り替えてのMVPだった。ちなみにそれまでの記録は1962年ウィルト・チェンバレン氏が打ち立てた42得点。55年間破られていなかった記録を、大幅に塗り替えたのだ。
しかも、この試合ではラッセル・ウェストブルック選手も41得点を記録。それも第4クォーターの時点で達成していたのだが、地元チームのデイビス選手にMVPを獲得させるべく、それ以降はほとんどをアシストにまわるなど、後押しもあっての獲得だった。

かつての名コンビが再び!

ケビン・デュラント選手とラッセル・ウェストブルック選手の共演も話題になっていた。2015年までは同じオクラホマ・サンダーで汗を流し、しかも兄弟同然と公言するほどの仲のよい存在だったのだ。だが、このシーズンからはデュラント選手はゴールデンステイト・ウォリアーズへと移籍し、メディアも2人が不仲なのではないかと報じていたのだ。そんな2人の共演となれば、やはり注目が集まる。
しかし、彼らが見せたのは華麗な連携だった。それはまだチームメイトだった時を彷彿とさせるような、いやむしろそのとき以上に洗練された連携を見せ、得点を演出す。しかも全米でNo,1の得点力を誇る、デュラント選手が、ウェストブルック選手をアシストしたのだ。不仲をささやく周囲の声を、プレーで一蹴してしまった。

大盛り上がりだったスラムダンクコンテスト

スラムダンクコンテストも大きく盛り上がった。グレン・ロビンソン3世選手と、デリック・ジョーンズJr.選手の2人がファイナルに進出したこのコンテスト。ファイナルでは2度の試技が行われるのだが、特に両者2本目は非常に素晴らしかったのだ。
ジョーンズ選手が先に行ったのだが、フリースローサークル内に協力者を立たせると、コートの向かいから助走をつけ、協力者を飛び越えかつボールを股抜きさせるという高難易度のダンクを記録する。これが見事に成功し、50点満点を獲得。
一方のロビンソン選手もチームメイトを呼びだし、マスコット、ダンサーの3人を横に並べると、3人を飛び越え、なおかつ後ろ向きでのダンクを決めるのだ。こちらも見事50点満点獲得となった。このように両者素晴らしい試技を見せてくれたのだが、1本目でジョーンズ選手が試技を失敗してしまったことも影響し、優勝は94-87でロビンソン選手となっている。

延長までもつれ込んだスリーポイントコンテスト

スリーポイントコンテストも熱い展開だった。なんと、ファイナルラウンドでカイリー・アービング選手とエリック・ゴードン選手がともに20点をとり、延長ラウンドへと突入したのだ。
このスリーポイントでは、1点分のオレンジボール16球と、2点分のマネーボールが9球、合計25球34ポイントの合計で競う。5球ずつを5回に分けて、オレンジボールを4球、スペシャルボールを1球ずつ投げるのだが、5回のうち1回だけはスペシャルラックといって、マネーボールを5球投げるできるのだ。
決勝ラウンドではアービング選手がスペシャルラックで3本成功させ20点を獲得。一方のゴートン選手はスペシャルラックをすべて外してしまうのだが、それでも通常ラックはすべて決めて20点を獲得し、同点となる。そして延長ラウンド、アービング選手がスペシャルラックを4本連続で成功させて18点を記録。一方のゴードン選手はスペシャルラックを4本決めて、かつ21点を記録して優勝を果たしたのだ。

まとめ

2017年も例に漏れず大盛況だったNBAオールスター。試合の方ではNBAでもおなじみのトップ選手たちが、そしてダンクコンテストではこれから名前を売っていくであろう若手選手たちが、それぞれ躍動する姿を見せてくれた。NBAオールスターは選手だけでなくファンにとっても楽しい日なのだ。