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車椅子バスケットの歴史を振り返る

2017 6/13 12:41
車椅子バスケ
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Photo by riopatuca/Shutterstock.com

今やパラリンピック花形競技の一つとなり、メディアやCMでも多数取り上げられている車椅子バスケットボール。車椅子を激しくぶつけ戦う姿を見たことがある人も少なくはないだろう。東京パラリンピックに向けてますます注目度が高まる車椅子バスケットの歴史を紹介する。

傷痍軍人が始めたスポーツ

車椅子バスケットは、第二次世界大戦で障がいを抱えることになった多くの帰還兵達によりアメリカ、イギリス両国にて生まれた。
アメリカでは1949年に全米車椅子バスケットボール協会が設立される。一方、イギリスではストーク・マンデビル国立脊髄損傷センターにおいて、グットマン博士の発案で脊髄損傷者のリハビリとして車椅子ポロやネットボール(車椅子バスケの前身)が導入される。この二つの潮流が1950年代にまとまり、車椅子バスケットボールとして世界中で盛んとなっていく。

日本での車椅子バスケのはじまり

日本では1960年に国立別府病院の中村裕博士が前述のストーク・マンデビル病院へ厚生省から派遣された際に、同リハビリセンターにてスポーツ・リハビリテーションを学び、帰国後に国立別府病院にて車椅子バスケットボールを紹介したのが最初とされる。

1961年、中村博士の尽力により大分県身体障がい者体育大会にて車椅子バスケットボールのデモンストレーション試合が行われた。1963年には第18回国民体育大会(山口県)があり、その後同地で開催された身体障害者体育大会・山口大会でもデモンストレーション試合を実施。
そして、1964年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、全国へと普及していくこととなった。

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