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【群雄割拠】奈良県のバスケ強豪校5選

2016 7/31 09:20
奈良 高校 バスケ
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奈良県の男子高校バスケは、常にどこが全国大会に出てきてもおかしくない状況である。長く覇権を握り続けているチームがなく、それぞれの力が拮抗しているのだ。今回は直近10年の成績を基に群雄割拠のバスケ強豪校を5つ紹介する。

2015年の奈良県バスケ2冠「奈良育英」

直近の2015年において、インターハイとウインターカップ県予選を制したのは奈良育英(奈良市)だ。私立中高一貫校であり関西大との高大接続パイロット校のひとつでもある奈良育英は、関西方面への進学実績も優秀であることに加え、サッカーの名門校としても有名である。2015年のチームの平均身長は172センチと比較的小柄ながらも、7年ぶり8回目の出場となったウインターカップでは、リズムの良い攻撃で初戦は日本航空に快勝。2回線で名門・北陸学院に敗れはしたものの、粘りのゲームで会場を沸かせた。

2014年ウインターカップ奈良県代表「生駒」

奈良育英がウインターカップで活躍した前年、2014年の奈良代表として出場したのは、初出場の県立生駒(生駒市)だ。同年のインターハイ県予選では決勝リーグまで駒を進めたものの、いずれの試合も僅差で敗れて4位。そのうっぷんを晴らすかのごとく、奈良育英、関西中央といった実力校を破り悲願の初出場をつかんだ。本戦では1回戦で佐賀東に敗れたものの、山中将輝選手の個人技を中心に得点を重ねて全国にも通用する力を見せた。

2012~13に奈良県代表で全国へ連続出場「高田商業」

2012~13年のウインターカップ、13年のインターハイで県予選を突破して全国への切符を手にしたのは高田商業(大和高田市)だ。2013年のウインターカップ本戦では國學院久我山の高さに苦しめられて初戦敗退となったが、素早いパス回しからのドライブやスリーポイントで粘りを見せた。直近の成績では、2015年のウィンターカップ県予選3位、16年の県新人戦3位、インターハイ県予選4位と常に4強に入る活躍を見せている。

近年の奈良県予選で最多制覇「一条」

奈良県の男子バスケを語る上で欠かせないのは一条(奈良市)だろう。一条はサッカーやバドミントン、ダンス部などが全国の常連として活躍しているが、バスケットボール部も2006、09、10、12年にインターハイ県予選を制し(06年にはウインターカップにも出場)、2016年までの過去10年では県内最多の全国大会出場回数を誇る名門だ。2015年のインターハイ県予選はベスト4、ウインターカップはベスト8、16年のインターハイ県予選は6位と常にベスト8に食い込む力を持っており、今後の復権に期待がかかる。

文武両道のバスケ古豪「奈良」

最後に紹介するのは奈良高校だ。県下有数の進学校であり、文部科学省が指定する理数教育の重点校(スーパーサイエンスハイスクール)の一つでもある。学力もさることながら、スポーツにおいても好成績を残しており、男子バスケ部は2011、14年(3度の延長戦を制しての劇的勝利)と県予選を制覇しインターハイに、10年にはウインターカップの本戦にも県代表として出場した。インターハイ通算出場13回の古豪の復活に期待が集まっている。

まとめ

奈良県のバスケ強豪校は、ほぼ1~2年ごとに王座が入れ替わる状況であることが、強豪校の紹介から読み取れる。この先、覇権を握るのはどのチームとなるのか今後の展開に注目していきたい。