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【東海大諏訪を倒すのはどこ?】長野県のバスケ強豪校5選を紹介

2016 7/31 09:20
東海大三 バスケ
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長野県内の高校バスケの強豪校と言えばどこを思い浮かべるだろうか。バスケファンなら真っ先に思い浮かぶのは東海大諏訪(旧校名・東海大三、茅野市)だろう。近年、圧倒的な戦績を誇る強豪だが、過去には東海大諏訪を破った古豪や新興勢力がいる。そんな長野県内のバスケ強豪校5選を紹介する。

長野県で圧倒的な戦績を誇る「東海大諏訪」

東海大諏訪は、長野県内におけるバスケの伝統校として有名だ。2015年度までの戦績は、インターハイ出場23回(8連覇中)で最高成績が2010年の3位、ウインターカップも出場15回(最高成績・ベスト8)と全国大会で実績を残している。コーチは当時の東海大三を全国レベルに育てあげた名将有賀正秋氏と、同高のOBで東海大時代にはキャプテンとして関東大学リーグ1部昇格の立役者となった入野貴幸氏の二頭体制だ。伝統の堅いディフェンスと速攻で悲願の日本一を狙う。

東海大諏訪をおびやかす強豪校「佐久長聖」

近年の長野県男子高校バスケ界は長らく東海大諏訪の一強体制が続いているが、この座をおびやかす一番手は佐久長聖(佐久市)だ。2013年のウィンターカップでは、インターハイと合わせても同校初となる県予選の優勝を果たした。コーチは東海大で活躍した養田達也氏が務め、東海大諏訪のコーチである入野貴幸氏は先輩にあたる。上田伸郎コーチが伸ばしてきたチームスタイルのパス&ランバスケットに加えて、養田氏がディフェンス面の強化に努め、全国の舞台での初勝利を目指す。

長野県バスケ界の古豪「松商学園」

野球などのスポーツ名門校として知られる松商学園(松本市)は、バスケットでも県内有数の成績を収めている。特に、1990年代から2000年代始めまでは、ウインターカップ全国大会の常連として安定した成績を誇っている。2013年にはインターハイ、ウインターカップの県予選でともに3位となるなど、古豪として安定した成績を収めている。近年、王座は東海大諏訪に譲ったままだが、実力校として覇権を取り戻せるかに注目が集まる。

長野県バスケ界で光る公立校「市立長野」

2010年代の北信地域の高校における男子バスケナンバーワンチームは、市立長野(長野市)だ。2014?15年度のウインターカップは、決勝戦で東海大諏訪と激闘を繰り広げたが、惜しくも涙を飲んだ。また、2015年に開かれた長野カップ全国高校選抜バスケットボール大会では、2013年からウインターカップを3連覇した明成(宮城・仙台市)と対戦し、30-35と善戦を見せた。全国大会への出場経験はまだないが、私立校が強い傾向にある長野の高校バスケの中で、公立校として活躍が期待されている。

長野県高校バスケに新風「松本第一」

最後に紹介するのは、松本第一(松本市)だ。こちらのチームも近年、めきめきと力をつけており、2014年の新人戦で同校初となる準優勝を飾ると、2015年のウインターカップ県予選では、準決勝で東海大諏訪に屈したものの3位の好成績を収めた。2016年のインターハイ県予選では、またしても東海大諏訪に勝つ事はできず、3位決定戦でも市立長野に敗れて4位に終わった。しかし、安定した成績で上位に食い込める実力を持っているため、新興勢力の一角として虎視眈々と頂点を狙っている。

まとめ

近年の長野県の男子高校バスケは東海大諏訪を軸に、新興勢力の佐久長聖や市立長野、松本第一などが食らいつき、古豪である松商学園も安定した成績を残している。東海大諏訪の牙城を崩すのはどのチームとなるのか、各チームの成長ぶりに今後も目が離せない。