高校バスケ3大全国大会の違いは何?
国体は、各都道府県が毎年持ち回りで開催する大会で、ユニフォームには都道府県名を明記して参加する。バスケは成年男子と女子の部、少年男子と女子の部の4つの種別ごとに各ブロックの代表と開催地のチーム計12チームが出場し、都道府県対抗で戦う。
インターハイは、夏の高校バスケ全国大会であり、出場枠は各都道府県別に決められている。東京都3校、北海道・大阪府・神奈川県・埼玉県・千葉県・静岡県・愛知県・兵庫県・福岡県が各2校、それ以外の府県は各1校、さらに開催地の1校を加え、男女各59校で行われる。
ウィンターカップは、毎年年末に開催される大会で、ほとんどの場合メイン会場は東京体育館だ。出場できるのは開催地東京で2校とそれ以外の府県で各1校の男女各48校、そしてインターハイ優勝校と準優勝校の計50校だ。
高校バスケ全国大会のインターハイについて知りたい
インターハイは、高校バスケの夏の全国大会でもあり、出場枠は各都道府県別に決められている。5月頃から始まる地区の予選を勝ち抜いて出場枠に入った高校が、8月上旬頃に行われるインターハイに出場できる。開催地は毎年変わっており、その年の開催地の都道府県が1校プラスされた男女で各59校ずつ、計118校が出場する。
試合はトーナメント方式で行われており、シード校は男女共に強豪5チームがエントリーされ2回戦からの出場となる。優勝校にはオールジャパンの出場資格と、準優勝校と共にウインターカップへの出場資格が与えられる。3位決定戦は行われず、準決勝敗退の2校が3位相当とされている。
女子最多優勝の桜花学園、男子の全国大会常連の福岡大学附属大濠高校や福岡第一高校など、優勝候補の試合やシード校の初戦も見どころだ。
高校バスケ全国大会の国体は都道府県を背負って戦う
国体は都道府県を9つのブロックに分け、それぞれのブロックで成年男子と女子、少年男子と女子の4つの種別ごとにブロック大会が行われ、10月に開催される本大会への出場チームを決める。出場枠は北海道、東北、関東、東海、北信越、近畿、四国、中国、九州のブロックと開催地で各1チームずつ、年度により2つのブロックから2チーム出場するので、計12チームだ。
試合はトーナメント方式で行われて優勝を決め、3位決定戦は行わない。都道府県選抜チームのため数校の混成チームとなることが多く、全国大会未出場高校の好プレーヤーが躍動するなど、隠れた逸材を発見できるのも見どころだ。
強豪校は都道府県選抜チームではなく、そのままのチームで出場するので、どのような戦いになるかが見どころだ。
高校バスケ全国大会のウィンターカップは立ち見も出る?
毎年12月に東京体育館をメイン会場として開催される「JX-ENEOS ウィンターカップ」には、男女各50チームの計100チームが出場する。試合はトーナメント方式で行われ、強豪8校が1?8までのシードで配置、残りの枠は抽選で決まり、全部で14校が2回戦からの出場となる。会場へのアクセスも良く、年末の試合であることと連休が入ったりして観戦しやすい環境にあるため、好カードは立ち見が出ることもある。
外国人留学生やハーフの選手の身体能力の高いプレーも見どころだ。特に3年生にとっては高校生活最後を締めくくる集大成となり、ここへ向けてチーム力もアップしてきている。
連日熱戦が繰り広げられる中、男子の明成高校や福岡第一高校、女子の桜花学園や岐阜女子高校といった強豪校の戦い方など見どころ満載だ。
高校バスケ3大全国大会の歴代優勝校には9冠を達成した高校がある!
歴代の高校バスケ3大全国大会の往年のファンが、必ず名前を挙げる高校が秋田県立能代工業高校で、あの日本人で初めてNBAコートに立った田臥勇太選手を輩出している。田臥選手、菊地勇樹選手、若月徹選手は共に1年生から出場し、1998年には高校バスケ史上初の3年連続三冠制覇を成し遂げた。9冠達成となるウィンターカップの会場、東京体育館には1万人の観客が集まったと言われている。
能代工業高校はインターハイとウインターカップの最多優勝校であり、国体でも最多優勝を誇る秋田県の代表として出場したのは全て能代工業高校だ。また、女子は桜花学園がインターハイ22回、ウインターカップ21回、国体は愛知県代表として18回優勝しており、女子バスケの名門だ。
まとめ
地区予選を勝ち抜いて、全国大会に出場できるのは各ブロック、各都道府県の中でたった1、2校だ。
そうやって狭き門をくぐって出場し活躍する選手たちのプレイを全力で応援して、大会を盛り上げたい。