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浜松開誠館女子バスケ部のインターハイ2017活躍予想

2017 3/16 09:28まりも
バスケットボール
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Photo by makieni / Shutterstock.com

昨シーズンウィンターカップで初出場ながら強豪たちと粘り強く戦った、文武両道の中高一貫校・浜松開誠館高等学校の女子バスケットボール部のインターハイ2017活躍予想をお届けします。

浜松開誠館高等学校とは

浜松開誠館高等学校は、静岡県浜松市中区にある中高一貫高校です。高等学校には、スーパー文理コースと進学コース、キャリアデザインコースがあります。複数のコースが選べることにより、難関大学から短大、専門学校や就職まで、様々な進路が見られます。
文武両道の名声を徳育の力で支え、生徒たちの心を豊かにし、やる気と目標を持たせ、生徒自らの未来を育ませる教育を行っています。日立ハイテク クーガーズの小笠原ひかる選手の出身校でもあります。

粘り強い守備で県予選を勝ち抜き、ウィンターカップに進んだ浜松開誠館

2016年度のチームでは、浜松開誠館は粘り強い守備が光りました。創部54年目にして初の静岡県内での総合体育大会・選抜大会・新人戦の3大会優勝という快挙を成し遂げました。
インターハイは福島西に対して50-66で2回戦敗退という結果でしたが、全国レベルで戦えた経験が選手たちにとって大きな実りとなったためか、ウィンターカップでは、県予選初制覇ながらベスト8と、大健闘の活躍ぶりを見せることとなりました。

ウィンターカップで熱い戦いを魅せた浜松開誠館

4年連続20回目の出場で、体格差もある就実高等学校に一時10点差までリードを広げられるも、粘り強い守備から反撃を開始し第2クオーター終了時には同点に追いつきました。その後、互角以上に渡り合いながらついには就実を振り切り、59-52と激闘を制しました。その後の大阪薫英女学院高等学校との準々決勝ではここまでの粘りのディフェンスが効かず、第1クオーターで相手に大差を許してしまいました。
しかし、その後はリズムの良い攻めで積極的にゴールを狙い、途中10点差まで詰め寄りましたが、44-71で敗れてしまいました。

新生チームも期待したい、県新人戦で優勝を遂げた浜松開誠館

高い身長の選手はいないながらも、粘り強いディフェンスと、決して足を止めず手を伸ばしていく闘い方は、多くの人を惹きつけました。
その持ち味は新生チームでも健在です。静岡県高等学校バスケットボール新人大会では初優勝を遂げました。新生チームの軸となるキャプテンの石田悠月選手がファールトラブルで一時交代するピンチもありましたが、その間に鈴木侑選手がリバウンドで食らいていくなどの活躍を見せるなどしてリードを保ちました。

インターハイでは去年浜松開誠館が届かなかったベスト8を!

東海高等学校バスケットボール新人大会は、昨年2年ぶりに3冠を達成した王者桜花学園高等学校や、ウィンターカップ2位の岐阜女子高等学校など強豪校揃いで、レベルの高い戦いが予想できる激戦区です。
そんな中で浜松開誠館は、インターハイやウィンターカップでの経験のように、それを生かしてより強くなり、強豪を脅かす存在になれる学校の台頭を期待できます。今年のインターハイにも出場して、去年惜しくも叶わなかったベスト8を期待したいですね。

まとめ

名のある強豪たちと競ったウィンターカップでの熱い試合に、インターハイでの経験が生きていることが感じられた浜松開誠館。今後も、体格差や日本代表メンバーを擁しないというハンデをはねのけ、活躍していくことを期待したいですね。