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全国屈指の女子バスケ強豪校・桜花学園のインターハイ2017活躍予想

2017 3/8 11:01まりも
バスケットボール
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Photo by KP Photograph / Shutterstock.com

ウィンターカップ21度の優勝とインターハイ22回の優勝を成し遂げるも、2016年惜しくもウィンターカップの優勝を逃し、史上2校目となる3年連続の高校3冠を果たせなかった女子バスケの強豪、桜花学園高等学校。強さの秘密と、2017年インターハイ予想は?

女子バスケットボールの強豪校・桜花学園高等学校とは

桜花学園高等学校は、愛知県名古屋市昭和区にある私立の女子高等学校だ。女子バスケットボールの強豪として知られ、1983年より全国大会出場を続け、1986年の井上眞一監督就任後は全国大会で60回の優勝を成し遂げている。
井上監督の指導法とは、身体づくりのためのトレーニングや食事管理、メンタルや技術まで行い、正にダイヤの原石をさらに輝かせるための指導とも言える方法なのだ。全寮制の共同生活ということもあり、部員同士の距離感も近い。

桜花学園井上監督と活躍する教え子たち

井上眞一監督の教え子たちは卒業後も活躍をみせており、アテネオリンピック以来の3大会ぶりに出場となったリオデジャネイロオリンピックバスケットボール女子日本代表選手12名の中にも、髙田真希選手や渡嘉敷来夢選手、三好南穂選手と、桜花学園出身の選手が多く名を連ねている。
監督自身が大学時代にバスケ部のしごきに耐えかねてやめた経験から、無駄な上下関係や効率の悪い練習は一切せず、個性を伸ばし、開花させようとする人間性に気を配った指導を行っているのだ。

去年の雪辱を果たした2016ウィンターカップ。桜花学園優勝

桜花学園は、2015年には女子初となる3年連続3冠達成が懸かるプレッシャーもあり、ウィンターカップの優勝を逃した。しかし、その悔しさをバネに2年ぶり21度目の優勝を遂げ、3冠を成し遂げたのだ。決勝戦の先発5人が、全員U-18女子代表選手という選手層の厚さと総合力で岐阜女子を振り切った。
ゲーム最多の25得点をたたき出した主将の馬瓜ステファニー選手は、

「去年は消極的になって負けたので、今年は(ファウル数が重なっても)積極的に攻めようと思っていた。昨年は明らかに自分のせいで負けた。今年は、『お前のおかげで勝てた』と言われるくらいに頑張ろうと思っていた」

出典: sportsnavi

と語っています。

桜花学園の2017年チーム構成は?

2016年にインターハイ(全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会・全国高等学校バスケットボール選手権大会)5年連続22回目の優勝を遂げた桜花学園の2017年新生チームのメンバーは、どのようになっているのだろう。
例年に比べれば高さが課題となり、インサイドが弱くなるだろうといわれている桜花学園ですが、1年の時からスタートでポイントガードとして出場し、U-18日本代表にも選ばれた山本麻衣選手や、高いシュート力を誇る藤本愛瑚選手など、注目の選手が今年も揃っている。

新人戦で好発進。優勝を狙えるインターハイ

1月に行われた愛知県高等学校新人体育大会では、決勝リーグで名古屋経済大学高蔵高等学校に106-30、安城学園高等学校に65-40、中部大学第一高等学校に72-40と、桜花学園としては近年では稀に見る僅差ではあったが、危なげなく優勝を遂げ、東海大会への出場を決めた。
2017年度に新入生も入ることで出来上がる新生チームで、どのように戦っていくか未知数の部分はありますが、今年も優勝を狙えるチームが期待できそうです。

まとめ

強豪ならではの期待を乗り越え、彼女たちが活躍する試合を早く目にしたいものだ。高さが課題とは言われているものの、この年代最注目選手の一人、山本麻衣選手を中心とした桜花学園新チームの活躍に注目したい。