5位は初期のインターハイで活躍した浦和第一女子高等学校
浦和第一女子高等学校は、1948年の第1回女子バスケットボールインターハイの優勝校だ。福岡県で行われたこの大会は、埼玉代表の浦和第一女子高等学校と長野代表の上田染谷丘高等学校によって決勝戦が行われ、25対23で浦和第一女子が勝利した。
その後、続く1949年、1950年と3年連続で優勝している。特に、1950年のインターハイは、決勝戦で北海道代表の岩見沢西高等学校と1点を争う好勝負を繰り広げた。
1948年から1960年までのインターハイで浦和第一女子は合計8回の優勝を手にしており、インターハイを盛り上げた。
4位は2016年大会制覇の福岡第一高等学校
2009年と2016年にインターハイ優勝経験のある福岡第一高校男子バスケットボール部。2009年には決勝戦で延岡学園高等学校と対戦し、82対80で接戦を制した。この試合は、残り時間0.6秒で延岡学園の選手がファウルを犯し、福岡第一の選手のフリースロー後にブザーが鳴り勝敗が決まった白熱した試合だった。
また、2016年のインターハイは、学校設立から60周年という記念の年だっただけに、選手、監督共に気合いが入っていたが、決勝で京都代表の東山高等学校に勝利し、優勝を果たしている。
3位は宮崎県の延岡学園高等学校
延岡学園高等学校は、男子バスケットボール部が2016年までに4回のインターハイ優勝を勝ち取っている。初めての優勝は2005年で、決勝戦は福岡代表の福岡大学附属大濠高等学校と対戦して91対88で勝利を収めている。
他にも名場面といえば、2012年のインターハイで京都代表の洛南高等学校と決勝で対戦した試合がある。第1クオーターで24対13と勝ち越した延岡学園だったが、第4クオーターで15点差を縮められるなど最後まで油断のできない試合だった。最終的には78対73で延岡学園が勝利している。
2位は女子歴代最多優勝を誇る桜花学園高等学校
桜花学園高等学校は、2016年までのインターハイで22回もの優勝を誇る、女子バスケットボールでは全国屈指の強豪校だ。インターハイを含めた夏、秋、冬の全国大会すべてにおいて優勝を勝ち取ることを目標にしており、これまでに優れた成績を残してきた。
コンスタントに成績を残すことができる強さの秘密の1つには、ディフェンス力の高さを挙げることができる。伝統的に桜花学園バスケットボール部では、身体のぶつかり合いに強くなるために、ウェイトトレーニングと食事によるパワーの増強を行っている。
1位は男子歴代最多優勝を誇る能代工業高等学校
男子バスケットボールインターハイで最多優勝回数を誇るのは、秋田県の能代工業高等学校だ。2016年までに22回の優勝を果たしている。
強豪校だけあって名場面は多数存在するが、その中でも劇的だったのは、2000年のインターハイ準々決勝の北中城高等学校との試合ではないだろうか。残り時間が少ない中で敵ボールを奪い、残り時間0.1秒という状況でフリースローを決めての逆転劇は、伝説の試合の1つになっている。
まとめ
バスケットボールのインターハイ歴代優勝校をランキング形式で紹介した。
どの学校でも選手たちは、それぞれ3年間、青春の限りを尽くし、戦う。バスケ好きならば、インターハイから着目し、将来プロや五輪で活躍するかもしれない選手を見つけ応援を続けてほしい。