チームの沿革と特徴
1946年にアメリカのプロバスケットボールNBLのトライシティーズ・ブラックホークスとして創設されたアトランタ・ホークスは、当初BAAという組織だったNBAの前身組織に1949年に引き抜かれる。
アイオワ州のダベンポートを本拠地としていたが、1951年にミルウォーキーに本拠地を移すと、ミルウォーキー・ホークスとなる。その後1955年にセントルイスに本拠地を移し、1968年に本拠地をアトランタへ。現在のアトランタ・ホークスが誕生した。1980年代、90年代はプレーオフ出場の常連だったが、2000年代は低迷が続いた。
最近の成績
2007-08年シーズンに9シーズンぶりにプレーオフに進出すると、再びプレーオフの常連になるが、なかなかプレーオフを勝ち進むことはできなかった。しかし、2014-15シーズンにアトランタ・ホークスは快進撃を見せる。
スーパースターはいないものの、チームプレーとミスの少ないプレーでイースタン・カンファレンスの首位を独走、シーズン60勝を飾った。プレーオフでもカンファレンス・ファイナルまで勝ち進み、カンファレンス・ファイナルではレブロン・ジェームス選手擁するクリーブランド・キャバリアーズに4戦全敗で敗れたものの、大きな爪痕を残した。
素晴らしいパスセンスでゲームメイクするデニス・シュレーダー選手
1993年9月15日にドイツのニーダーザクセン州のブラウンシュヴァイクで生まれたデニス・シュレーダー選手。2010年にドイツのプロバスケットボールチーム、レーヴェン・ブラウンシュヴァイクでプロデビューすると、2013年には世界選抜の一員に選ばれる。
そこでの活躍が認められ、2013年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから、全体の17番目で指名された。2014-15シーズンは1試合平均10得点。ゲームメイクがうまく、パスセンスがあり、得点も取れる、これから注目の選手だ。
ゴール下を制するポール・ミルサップ選手
1985年2月10日にアメリカ合衆国ルイジアナ州モンローで生まれたポール・ミルサップ選手。ルイジアナ工科大学に在学中、NCAA1部リーグのリバウンド王に3年連続になった。
その活躍が認められ、2006年全体の47番目でNBAのドラフトでユタ・ジャズに指名される。ユタ・ジャズで活躍すると、2013-14シーズンからアトランタ・ホークスに移籍する。アトランタ・ホークスに移籍すると、それまで以上の活躍を見せ、2014と2015年にNBAのオールスターに選出されている。
いぶし銀の活躍ドワイト・ハワード選手
幼少期から注目選手だったドワイト・ハワード選手は、高校卒業後は大学に進学せず、2004年のNBAドラフトの目玉選手となる。オーランド・マジックに1巡目1位で指名され、ルーキーイヤーから1試合平均12得点、10リバウンドを記録。史上最年少でシーズンのダブルダブルを成し遂げている。
NBAオールスターに8度、リバウンド王に2度に輝いたハワード選手は、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツを経て、2016年シーズンからアトランタ・ホークスに移籍。アメリカ代表にもなったスーパースターだ。
まとめ
NBAアトランタ・ホークスの概要や注目選手についてお伝えした。アトランタ・ホークスは歴史あるチームで、ファンも多い。チームバスケットと積極補強で今後の活躍が期待できる注目のチームだ。