チームの沿革と特徴
1967年にNBAに対抗する組織として発足したプロバスケットボールリーグABA。そのオリジナルチームとして設立されたインディアナ・ペイサーズはABAの強豪だった。1976年にABAが財政難から解散すると、インディアナ・ペイサーズはNBA入りする。
当初財政難から低迷したインディアナ・ペイサーズだが、1987年にNBAドラフト11番目で指名したレジー・ミラー氏などドラフト戦略で成功すると、90年代にはプレーオフ進出の常連チームになる。1999-2000年シーズンはNBAファイナルに進出、ロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れたものの、その後も強豪チームの1つだった。
最近の成績
2006-07年シーズンからインディアナ・ペイサーズは低迷期に突入。4シーズン続けてプレーオフ進出を逃している。2010年のドラフトでポール・ジョージ選手、そしてニューオリンズ・ホーネッツからダレン・コリソン選手を獲得すると、チームは上昇を始める。
2010-11年シーズン5シーズンぶりにプレーオフ進出を果たしている。2012-13年シーズンには49勝32敗でディビジョン優勝、プレーオフもカンファレンス・ファイナルまで進んでいる。2013-14年シーズンも56勝26敗の好成績、プレーオフも2年続けてカンファレンス・ファイナルまで進出した。
得点能力が高いオリンピック代表ポール・ジョージ選手
1990年5月2日、アメリカ合衆国カルフォニア州パームデール生まれのポール・ジョージ選手は2010年のNBAドラフト1巡目10位でインディアナ・ペイサーズに指名されている。
ルーキーイヤーからオールスターセカンドチームに選ばれる活躍。3年目の2012-13年シーズンには1試合平均17.4得点の活躍、オールスターにも選出された。2013-14年シーズンは1試合平均21.7得点、2015-16年シーズンは1試合23.1得点を記録、リオデジャネイロオリンピックでは、アメリカ代表にも選ばれたスタープレイヤーだ。
地元インディアナの星ジェフ・ティーグ選手
ジェフ・ティーグ選手は1988年6月10日にアメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリスで生まれた。2009年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスに指名されると、3年目からスターターになった。
2015-16年シーズン、アトランタ・ホークスはシーズン60勝の快進撃だったが、ジェフ・ティーグ選手は大きく貢献、オールスターにも選出されている。2016年にユタ・ジャズ、アトランタ・ホークス、インディアナ・ペイサーズとの三角トレードで念願の地元チームでのプレーが叶った。
ゲームを制する爆発力マイルス・ターナー選手
1996年3月24日、アメリカ合衆国テキサス州ベッドフォード生まれのマイルス・ターナー選手。高校時代に注目選手だったターナー選手は、テキサス大学に1年だけ通うと、2015年のNBAのドラフトで、1巡目11番目でインディアナ・ペイサーズに指名された。
ルーキーイヤーの2015-16年シーズン怪我での離脱もあったが、2016年1月22日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では31得点8リバウンドの活躍。シーズン終わりにはNBAオールルーキーセカンドチームにも選ばれ、将来を嘱望される選手だ。
まとめ
NBAインディアナ・ペイサーズの概要と注目選手をお伝えした。インディアナ・ペイサーズは現在強豪に返り咲き、NBAチャンピオンも狙える位置にいる。これから注目の若手がいるチームに期待したい。