チームの沿革と特徴
NBAクリーブランド・キャバリアーズは、1970年に創設された。初代ヘッドコーチにビル・フィッチ氏を迎えると、長期的なチーム作りで強化を続け、1975-76シーズンには49勝33敗の好成績を残す。1983年にオーナーが代わると、キャバリアーズは強化のスピードをあげる。
80年代後半にはロン・ハーパー氏やマーク・プライス氏の活躍で強豪チームとなると、90年代はマイケル・ジョーダン擁するシカゴ・ブルズのライバルと言われるほどキャバリアーズは強くなる。しかし、90年代はなかなかプレーオフを勝ち進むことができなかった。
最近の成績
2003年の全体1位でレブロン・ジェームス選手をキャバリアーズが獲得すると、2005-2006シーズンに、8年ぶりのプレーオフ進出を果たす。2006-07シーズンはNBAファイナルに進出、スイープで敗れたものの確かな成長を見せた。その後2010-11シーズンにレブロン・ジェームス選手が移籍すると、チームは低迷するが、2014-15シーズンからレブロン・ジェームス選手が復帰すると、ケビン・ラブ選手も獲得し、カイリー・アービング選手とビッグ3と呼ばれた。
2014-15シーズンキャバリアーズはNBAファイナルに進出、惜しくも2勝4敗でゴールデンステート・ウォリアーズに敗れたが、同じ顔合わせになった翌2015-16シーズンで1勝3敗から3連勝の大逆転でNBAファイナル初優勝を飾っている。
もはや優勝請負人レブロン・ジェームズ選手
レブロン・ジェームス選手は、2003年のドラフト全体1位選手で、高校卒業後に18歳でNBA選手になった。当時低迷するクリーブランド・キャバリアーズに入団したが、レブロン・ジェームス選手入団後チームは上昇カーブを描いている。身長203cmの得点能力の高いスモールフォワードの選手で、2008年には得点王に輝いている。
レブロン・ジェームス選手が入団後キャバリアーズは、NBAチャンピオンにあと1歩のところまで来ていたが、レブロン・ジェームス選手は優勝を目指し、2010-11シーズンからマイアミ・ヒートに移籍。2011-12シーズンついにNBAチャンピオンになると、2012-13シーズンも連覇に貢献した。その後2014-15シーズンからキャバリアーズに復帰、2015-16シーズンにキャバリアーズにも優勝をもたらした。
生え抜きの司令塔カイリー・アービング選手
カイリー・アービング選手は、1992年3月23日にオーストラリアで生まれたアメリカ国籍の選手だ。191cm、87kgのポイントガードで、2011年のドラフトで全体1位でキャバリアーズに獲得された。ルーキーイヤーから1試合平均18.5得点、5.4アシストを獲得。ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
2013?2015年まで3年連続オールスターゲームに出場。2014年にレブロン・ジェームス選手が復帰すると、カイリー・アービング選手はビッグ3の1人に数えられるまでに成長する。また、2016年リオデジャネイロオリンピックのバスケットボールアメリカ合衆国代表として金メダル獲得に貢献している。
ゴール下を制するリバウンド王ケビン・ラブ選手
ケビン・ラブ選手は、1988年9月7日、アメリカ合衆国カルフォニア州サンタモニカで生まれた。身長は211cmだ。大学はNCAAの名門UCLAに進み、1年だけプレーすると、2008年のドラフトで全体5位でメンフィス・グリズリーズに指名された。
しかし、直後ミネソタ・ティンバーウルブズにトレードされ、ティンバーウルブスでキャリアをスタートしている。2010-11シーズンには15.2リバウンドでリバウンド王を獲得している。2014-15シーズンからキャバリアーズに入団。ビッグ3の1人として、NBAチャンピオンに貢献した。
まとめ
NBAクリーブランド・キャバリアーズの注目選手をお伝えした。クリーブランド・キャバリアーズは2015-16シーズンに悲願の優勝を果たしたが、その優勝の立役者であるビッグ3が健在だ。2016-17シーズン、キャバリアーズは連覇なるのだろうか?キャバリアーズの動向に注目だ。