「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

目指せプレーオフ!NBAサクラメント・キングスの注目選手を紹介

2017 2/16 19:10
バスケットボール
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by pixfly/Shutterstock.com

NBAサクラメント・キングスは、90年代後半から2000年代中頃まで、西地区の強豪として君臨したチームだ。久しくプレーオフ進出を果たせていないが、サクラメント・キングス浮上の鍵を握る注目選手を紹介する。

チームの沿革と特徴

サクラメント・キングスの歴史をひも解くと、1946年まで遡る。ニューヨーク州のロチェスターにロチェスター・ロイヤルズというNBLというプロバスケットボールリーグに所属するチームができた。
ロイヤルズは1948年にBAAという、これまたプロバスケットボールリーグに所属すると、BAAはNBAと1949年に統合する。1957年にシンシナティに本拠地を移し、シンシナティ・ロイヤルズになる。1971年にチームは売買され、カンザスシティに本拠地を移すと、カンザスシティ・キングスへ。1983年に、またもチームが売買され、1985年に本拠地をサクラメントに移し、サクラメント・キングスになっている。

最近の成績

チームがサクラメント・キングスになって以降、長らく勝てない時代が続いた。1984年から1998年まで勝ち越しもなく、プレーオフ進出はわずか2回だった。
それを一変させたのはヘッドコーチのリック・アデルマン氏だ。クリス・ウェバー氏やブラディー・ディバッツ氏といったトレードで加入した選手の活躍もあり、西地区の強豪チームに変貌を遂げる。1998-99シーズンから2005-06シーズンまで8年連続プレーオフ進出をはたした。
しかし、リック・アデルマン氏が退陣すると再び低迷期へ突入。2006-07シーズンから2015-16シーズンまで1度も勝ち越しも、プレーオフ進出もない。

キングスファンの希望デマーカス・カズンズ選手

デマーカス・カズンズ選手は、1990年8月13日アメリカ合衆国アラバマ州モービル生まれ。211cmのセンタープレイヤーだ。NCAAの名門ケンタッキー大学に入学、1年だけプレーすると、2010年のドラフトで全体5位でサクラメント・キングスに指名され、入団した。
1年目から1試合平均14.1得点、8.6リバウンドを獲得すると、2年目には1試合平均18.1得点、11リバウンドとさらに成長を遂げた。2015-16シーズンには1試合平均26.9得点11.5リバウンドと素晴らしい成績をあげ、2016年のリオデジャネイロオリンピックで、バスケットボールアメリカ合衆国代表としても戦った。

安定した点取り屋ルディ・ゲイ選手

ルディ・ゲイ選手は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルティモア出身、1986年8月17日生まれのスモールフォワードの選手だ。2006-07シーズンよりメンフィス・グリズリーズでプロバスケットボールプレーヤーのキャリアをスタートさせると、ルーキーイヤーから1試合平均10.8得点の高い得点能力を発揮する。
長らくグリズリーズの得点源として活躍していたが、2012-13シーズンに不振に陥ると、2013年1月にトロント・ラプターズにトレードで出され、2013-14シーズン開幕直後に再びトレードでサクラメント・キングスに移籍している。キングスに移籍後は、高い得点能力を発揮し続けている。

キングス浮上の鍵ダレン・コリソン選手

ダレン・コリソン選手は、1987年8月23日、アメリカ合衆国カルフォニア州ランチョクカモンガ生まれのポイントガードの選手だ。
2009年のドラフトで、ニューオリンズ・ホーネッツに指名され、入団すると、そこからインディアナ・ペイサーズ、ダラス・マーベリックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、サクラメント・キングスと移籍を繰り返している。サクラメント・キングスには2014-15シーズンから加入し、そのシーズンに1試合平均16.1得点、5.6アシストを記録。引き続きチームを引っ張っていってほしい存在だ。

まとめ

NBAサクラメント・キングスの注目選手を紹介した。サクラメント・キングスは長らく、勝ち越しもプレーオフ進出もなく、低迷しているが、キングスファンにはデマーカス・カズンズという希望がいる。チームが結束すれば、久しぶりのプレーオフ進出も夢ではない。サクラメント・キングスの今後に注目だ。