スリーポイントシュートの歴史
スリーポイントシュートは、今ではすっかり定着していますが、それほど昔からあったルールではありません。NBA(アメリカのプロリーグ)が導入を決めたのが1979-80年シーズンのことで、国際バスケットボール連盟傘下の日本バスケットボール連盟が採用したのが1985年でした。
当時の距離はリングの中心から6.25mでしたが、ルール改正によって現在では6.75mとなっています。決まれば華やかなシュートですが、世界クラスのプレーヤーでも成功率が4割を超えればいい方です。それだけに、勝負どころで決まれば、うれしさもひとしおですね。
力がなくてシュートが届かないときは
スリーポイントシュートの距離を考えると、非力なプレーヤーではボールが届かないかもしれません。そんな場合、腕に力を入れれば届きますが、それはお勧めではありません。いつもの距離感でシュートできなければ、せっかくボールが届いても、入る確率は極端に低くなるからです。
そこで、いつもの距離感で届くように、腕と脚の筋肉を付けるための筋トレが必要です。筋肉がつくまで待てないというときは、下半身を使います。いつもより膝の動きを大きくして、足りない距離を補いましょう。
シュートがリングにも触らないときは
スリーポイントシュートを何本打っても、入ることはおろかリングにも当たらないなんてことが起こります。これは、体のどこかを無理しているからにほかなりません。
そんなときは、距離を短くして自分の距離感とタイミングを思い出します。そして徐々にシュートの距離を長くしてください。距離を長くしていき、スリーポイントエリアまでたどり着けばもう大丈夫です。途中で無理を感じるようなら、体力をつけるところから始めましょう。そうしないと、また元に戻ってしまいますよ。
筋トレで飛距離を伸ばそう
スリーポイントシュートの確率を上げるためには、ある程度の飛距離が必要なことがわかりましたね。シュートを打つためには、体全体の筋肉が必要になりますが、特に飛距離に影響がある筋肉は、腕の裏側にある上腕三頭筋と下半身です。
シュートの練習を重ねれば、それなりに筋肉はついてきて飛距離も伸びるものです。しかし、もっと手っ取り早く筋肉をつけたいと思ったら、筋トレをお勧めします。わざわざジムに通わなくても、簡単で効率のいい筋トレがありますよ。
簡単にできる筋トレとは
ここでは、バスケの練習が終わった後、体育館の片隅や自宅でもできる筋トレを紹介します。
シュートの飛距離に関係する上腕三頭筋は、腕を伸ばす筋肉です。ペットポトルに水を入れて立ったまま片手で持ちます。そして頭の後ろに持っていき、肘を折りたたんでボトルを上下動させます。ボトルで背中をかく感じですね。20回程度で手を持ちかえてこれを3回繰り返します。
もうひとつ、両手を離さないで行う腕立て伏せも効果があるようです。また、下半身はスクワットで鍛えます。スクワットの注意点は、上半身を伸ばし、膝がつま先より出ないようにすることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スリーポイントシュートを打てるようになりたいと思っているプレーヤー向けに、問題点と対策をまとめてみました。
スリーポイントシュートは、距離が長い分、一定以上の飛距離や体力が欠かせません。
筋トレなども利用して体力をつければ、スリーポイントシューターも夢ではありませんね。