基本中の基本、ドリブルシュート
ドリブルでボールを運び、タイミングよく踏み切ってシュートします。基本的にバックボードを使い、直接リングは狙いません。バックボードには45度でボールを当ててやると入りやすくなります。
ドリブルシュートではドリブルを止める位置が大切です。自分の歩幅をよく認識しておいて、どこでドリブルを止めてシュートの体勢を作るか決めておきます。そうしないとシュートのたびにリングまでの距離が違い、フォームはバラバラになり、入る確率が低くなります。いつも同じ距離で踏み切ることができるようになれば、精度はぐんと上がりますよ。
ボールの勢いを殺して、ランニングシュート
味方からパスをもらってそのまま踏み切りシュートまでもっていきます。ドリブルシュートと違うのは、パスをもらう位置が一定ではないので、自分に合わせた距離での踏み切りができないことです。さらに、走りながらパスをもらってシュートに踏み切るので、前方向の勢いがそのままボールに伝わってしまう恐れがあります。
リングまでの距離の見極めと、ボールの前方向への勢いを少なくするためには、ジャンプした体が最高点に達するまでシュートを打たないことです。そうすることで、リングまでの距離に合ったボールコントロールが可能になります。
指の使い方に気を付ける、ジャンプシュート
中距離から狙うシュートです。基本的にリングを直接狙います。方向と距離がピタリ合わないと入らない難しさがあります。体の向きをリングに正対させ、手のひらと指を真っ直ぐに出せば方向性のいいシュートになります。
特に気を付けてほしいポイントは指の使い方です。右利きの場合、頭の正面で手の平をリングに正対させるだけで左に捻った状態になっています。したがって、シュートと同時に右に回転しやすくなります。最後まで真っ直ぐに出してやるには、少し手の甲を左に捻る感覚を持つとよいでしょう。
距離感は下半身で、フリースロー
フリースローは試合中でも誰からも邪魔されず、自分のタイミングで打てる唯一のシュートです。1本1点ですが、確実に決めておきたいシュートになります。
方向性に関してはジャンプシュートと同じです。方向が定まれば、あとは距離を合わせます。距離感を出すには手ではなく下半身を使います。膝を曲げておいて膝を伸ばすと同時に腰を入れる感覚でシュートを打ちます。脚から腰にかけての筋肉の方が手の筋肉より大きいので、それだけ安定感が増すのです。手のふり幅はいつも同じにしておけば、距離の狂いは少なくて済みます。
同じ距離は同じフォームで
バスケットボールのシュートは、ドリブルシュートのようにリング近くから打つものや、スリーポイントシュートのように遠くから打つものなど、さまざまです。したがって、フォームに関しても特に決まりはありません。
リング近くで打つドリブルシュートやランニングシュートにしても、手の甲を上にする方法も下にする方法もあります。背が低くて非力なら上、背が高くてジャンプ力が備われば下にした方がボールを殺しやすくなります。
中・遠距離シュートにしても、両手を使っても片手でも問題ありません。ただ、同じ距離のシュートは同じフォームで打つようにしてください。距離感は腰で、方向性は手で出すようにすれば、入る確率も上がります。
まとめ
バスケットボール初心者の方に向けてシュート上達のポイントをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろん、上達には練習の積み重ねが欠かせません。
毎日の練習の中で、こんなことがポイントだったと思い出していただければ、上達のお役に立てることと思います。