チーム創設時は弱小チーム
ポートランド・トレイルブレイザーズは、オレゴン州のポートランドに本拠を置くチームで、ウェスタン・カンファレンス、ノースウェスト・ディビジョン所属している。1970年に新設チームとしてNBAに加わり「道を切り拓く者」を意味する「トレイルブレイザーズ」の名称は一般公募で寄せられた名前の中から選ばれた。
ブレイザーズは設立後数年間低い勝率に苦しむ時期が続き、創設から6シーズンの間、勝ち越す事ができなかった。
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ポートランド・トレイルブレイザーズはNBAの強豪チームの一つだ。 若くて魅力ある中心選手がいて、将来が期待されている。 そんなトレイルブレイザーズの今期注目の選手やチームの歴史などを紹介していく。
ポートランド・トレイルブレイザーズは、オレゴン州のポートランドに本拠を置くチームで、ウェスタン・カンファレンス、ノースウェスト・ディビジョン所属している。1970年に新設チームとしてNBAに加わり「道を切り拓く者」を意味する「トレイルブレイザーズ」の名称は一般公募で寄せられた名前の中から選ばれた。
ブレイザーズは設立後数年間低い勝率に苦しむ時期が続き、創設から6シーズンの間、勝ち越す事ができなかった。
1976-77シーズンには、チーム創設後初めてのプレーオフに進出を果たし、勢いそのままにNBAファイナルも制した。以降プレーオフ進出の常連チームとなった。とは言うもののプレーオフの1回戦敗退が多く、プレイオフの戦績も104勝124敗と負け越している。
近年は、ここ2年連続プレイオフに進出とシーズンでは安定した成績を誇り、2015-16シーズン最多勝のゴールデンステート・ウォリアーズにシーズンとプレーオフの両方で勝利した唯一のチームという事で収穫のあるシーズンになった。
デイミアン・リラード選手は、ポイントガードをポジションとしているトレイルブレイザーズの中心選手の一人だ。ディフェンスにやや難がある面も見られるが、ことオフェンス能力に関してオールラウンドな能力を持っており、鋭いドライブインや3ポイントシュートなど多彩な手段で得点が出来る選手だ。
また試合の終盤の勝負を決定つけるような展開での勝負強さを特徴とするクラッチシューターでもあり、統計上でも現在のNBAでも「最も勝負強い選手」とされている。
C・J・マッカラム選手は、前述したデイミアン・リラード選手と共に新生トレイルブレイザーズを牽引している存在の選手だ。特にリラード選手とのコンビは 「レイン・ブラザーズ」と言われており、同カンファレンス所属ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの「スプラッシュ・ブラザーズ」に次ぐ、強力なオフェンス力を誇るコンビとして注目されている。3ポイントシュートを得意とし、2015-16シーズンではリーグ5位となる成功率41.7%と大きく成績を伸ばしている。
近年のNBAでは主流とされる「ストレッチ・フォー」の戦略が取れるプレイスタイルの選手だ。身長216cmの大きな体格のパワーフォワードの選手でありながら3ポイントシュートなどのアウトサイドやミドルレンジのシュートにセンスを感じる。インサイドを主戦場としながらもアウトサイドからのシュートもケアしなければいけないというディフェンスする側から見ると厄介な選手だ。リバウンドやディフェンスなど課題もあるが楽しみも多い選手だ。
トレイルブレイザーズは前述したリラード選手やマッカラム選手といった核となる中心選手が存在し、しかも年齢も若い。 周りの選手次第でチーム成績も大きく向上しそうな雰囲気を感じるので、サポートする選手達にも注目したいところだ。