高校・大学の部活動でプレーし活躍するのが一番の近道
人気スポーツの1つであるサッカーは学校の部活動以外の街クラブやプロチームが下部組織を抱えていますが、バスケットボールはまだまだ学校の部活動が中心です。となるとやはりバスケットボール選手になる為の一番の近道は、その部活動で活躍すること。高校生ならば、ウィンターカップやインターハイの全国レベルの大会で活躍すると多くのチームの目に止まりやすく卒業後にバスケットボール選手として契約することに繋がります。ですから全国大会に出場しやすい強豪校に入学する事も重要でしょう。
しかし、無名校でもあきらめる必要はありません。地方大会で活躍すれば都道府県選抜に選ばれる可能性もあり、国体で活躍することでスカウトの目に止まるかもしれません。
トライアウトでの入団も可能
高校・大学でスカウトの目に止まることが無かったとしてもまだ可能性はあります。その方法としては各チームやリーグが行っているトライアウトに参加すること。
トライアウトは数日間という短期間での入団テストのことで、ほとんどのチームでは16歳以上(中学卒業以上)で参加可能。バスケットボール選手になるために全国から集まってきますので激しい戦いになりますが、そもそもトライアウトは高校・大学でチームとして勝ち進むことができず埋もれている原石を見つける為の仕組みですのでチャンスはあります。
トライアウトで行われていたメニュー
トライアウトで行われる内容はチームやそのシーズンによって変わりますので、必ずこの内容というものはありませんが、その一例をご紹介します。
トライアウトは1次、2次、最終というような複数回、段階別に分けられていることがほとんど。そして段階を追うごとによりフィジカルやスキルテストからより実践的な内容になるものが多いようです。
最終選考では、ゲーム形式のものをエンドレスで行われることもあるようで、実際のゲームでの体力もそこで確認していることもあるそうです。
バスケットボール選手の生活
Bリーグでは、週末や祝日を利用し1週間に1節?2節、1節ごとに2日に渡って同会場で2連戦が行われています。そのほかのウィークデーはトレーニング。チームのヘッドコーチやフィジカル担当者の考え方によって異なりますが、連戦の翌日や翌々日がオフになり、その他の日は週末の試合に向けてトレーニングが行われています。
トレーニングは短時間で集中して行われることがほとんどですので、練習後などには時間がありますが、1週間に2節行われる場合はオフの日はなくなるチームがほとんどです。
バスケットボール選手の将来性
日本のプロバスケット界は、以前はbjリーグとNBLという2つの団体が別々にリーグを開催しているという複雑な状況でしたが、2016年からトップリーグがBリーグに一本化され華々しく開幕したことで、バスケットボールを取り巻く環境は改善されつつあります。
しかし先にプロリーグとして成立しているサッカーや野球等と同様に、若くして引退を余儀なくされる選手が出て来るであろう事もまた事実。Bリーグは、Jリーグでプロリーグを発足させた川淵三郎氏が中心になって立ち上げられた事もあって、セカンドキャリアに対しても既に検討されており、一部チームでは引退後には高校などのコーチになる方法も模索されている様です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一時は分裂という難しい状況にあったバスケットボールのトップリーグもBリーグに一本化され、今後が期待されるバスケットボール。
そのバスケットボール選手になるための方法、そしてバスケットボール選手としての生活をご紹介させていただきました。