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小さなダンク王!NBAスパッド・ウェブ選手の功績まとめ

2017 1/18 19:02
バスケットボール
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バスケットボールでは、長身の選手が有利であると言われているが、スパッド・ウェブ選手の現役時代の伸長は168cmだった。しかし、スラムダンクコンテストで優勝をした経験もある彼は、跳躍力という最大の武器を持っていた。そんなスパッド・ウェブ選手の生い立ちや功績を紹介する。

スパッド・ウェブ選手の学生時代

1963年にアメリカ・テキサス州に生まれたスパッド・ウェブ選手は、幼少期から高い跳躍力と俊敏性を有しており、バスケットボールでは抜きんでた存在だった。しかし、その身長の低さから大きく注目されるということはなかった。
中学、高校と跳躍力を活かした高い得点力で、好成績を残したが、大学進学時に強い興味を示した学校はなかった。しかし、地元のミッドランドカレッジに進学後、1982年には決して強いとは言えないチームをチャンピオンにまで押し上げたのは、スパッド・ウェブ選手の功績と言えるだろう。

NBA選手としての経歴

ミッドランドカレッジでの活躍が注目を浴び、ウェブ選手はノースカロライナ州立大学で奨学金を得ながらバスケットボールを続けた。その後、1985年に、ドラフト4巡目でデトロイト・ピストンズから指名を受けた。しかし、入団することはなく、同年にアトランタ・ホークスに正式に入団している。
その後は、サクラメント・キングスや、ミネソタ・ティンバーウルフズ、オーランド・マジックなどを渡り歩き、1998年に現役を退いた。

スパッド・ウェブ選手が活躍したスラムダンクコンテスト

スパッド・ウェブ選手のハイライトとして有名なのが、1986年に出場したスラムダンクコンテストだ。垂直飛びで117cmを記録するなど、身長168cmという小柄な体格からは想像ができないほどのジャンプ力で芸術的なダンクシュートを決め、見事優勝を勝ち取った。
当時在籍したアトランタ・ホークスでは、それほど大きな注目を浴びていたわけではなかったが、このコンテスト優勝は大きな話題になり、スパッド・ウェブ選手の名前を一躍世に広げた。

スパッド・ウェブ選手が残した功績

現役時代、チャンピオンリング獲得などの大きなタイトルを手にしたことのないスパッド・ウェブ選手だが、身長が低いながら、試合中にダンクシュートを決める姿は、同じく小柄なバスケットボール選手たちに大きな影響を与えたことだろう。
身長が170cm以下で、NBA選手として10年以上も活躍できた選手は稀だ。彼がNBA選手になって以後、彼より身長の低い選手はアール・ボイキンス選手、マグジー・ボーグス選手の2人だけだと言われていることからも、スパッド・ウェブ選手の凄さが分かる。

日本ではCM出演でも話題に

スパッド・ウェブ選手がNBA選手になった1985年頃は、まだ日本ではNBA自体がそこまで有名ではなかった。そんな中、1986年に彼が2mを超える長身の選手を抑えてスラムダンクコンテスト優勝を果たしたことは、海を越えて大きな話題になった。
その活躍から、彼がシューズ契約していた「ミズノ」のCMに出演したこともあった。CMのキャッチコピー「小さかったら高く飛べ」という言葉と共に、スパッド・ウェブ選手は、日本でも一躍有名人になった。

まとめ

小さなスラムダンカー、スパッド・ウェブ選手を紹介した。身長が低くても、長身のNBA選手と互角に渡り合えることを、プレイを通して証明した選手でもある。その類まれなジャンプ力は、簡単にマネできるものではないが、NBAに憧れる様々な選手に勇気を与えたことは間違いないだろう。