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バスケットボールのオリンピック出場資格とは!?

2016 10/27 18:11
バスケット ダンク
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Photo by CP DC Press / Shutterstock.com

オリンピック出場資格はどうやって決めるのでしょうか。本記事では基本情報から豆知識までバスケットのオリンピック出場資格についてのまとめをお届けします。

バスケットボールのオリンピック日本代表選手になるには?~国籍と年齢

当然のことですが、日本国籍であることが絶対条件です。オリンピックは国の代表者が競い合う大会ですので当たり前ですよね!オリンピックのナショナルチームの場合、国際オリンピック委員会(IOC)は国籍以外の条件を定めていません。
ただし、その競技の国際団体が個別に年齢制限などを定める場合があります。たとえば冬季オリンピックの前例ですが、浅田真央選手は、国際スケート連盟の定める年齢制限にひっかかったためトリノ五輪に出場できませんでした。バスケットボールでは現在のところこのような年齢制限は行われていないので、実力さえあれば何歳でも代表チームメンバーに入ることが可能です。

バスケットボールのオリンピック日本代表選手になるには?~実力

そしてこれまた当然の条件ですが、バスケットボールのナショナルチームにふさわしい実力を備えていることも必須の条件となります。リオ五輪のバスケットボール男子代表の場合、ほとんどがプロリーグで活躍している選手が顔を並べており、大学生はわずか3人です。
そのなかでただ一人の高校生として八村塁選手が18歳で選ばれています。代表候補に選出された当時、八村選手はまだ高校3年生。八村選手の所属する高校は、八村の圧倒的な活躍もあって全国大会のほとんどを総なめにしています。そのため当時から「日本バスケットの歴史で初めて高校生で代表入りするかも!?」という噂でもちきりでしたが、実際に史上最年少での日本代表入りとなり、地元はもちろん高校バスケット界全体が大いに湧きました。

日本代表チームがオリンピックに出場するための条件は?

オリンピックのバスケットボール競技は、男女ともに12カ国が出場できます。出場枠の決定方法には変遷がありますが、リオデジャネイロ五輪の場合、次のようになっています。まず開催国であるブラジルは無条件に出場できます。次にオリンピックの直近に行われるFIBAバスケットボール・ワールドカップで優勝した国も出場資格を得ます。
さらに世界の5つの大陸(アメリカ、アフリカ、欧州、アジア、オセアニア)で行われる選手権と最後に行われる世界最終予選大会で、合計10カ国が出場資格を得ます。

リオ五輪では女子日本代表が快進撃!

女子日本代表チームはここ数年めきめきと力をつけています。ワールドカップではなかなか入賞できていませんが、アジア大会では上位3チームの常連となっており、優勝経験もあります。2015年8月に中国で開催されたアジア選手権では見事2連覇をはたし、3大会ぶりとなるオリンピック出場資格を獲得しました。リオ五輪では20年ぶりのベスト8にたどり着きました。
それに対して、低迷を続けているのが男子代表です。日本の男子チームがオリンピックに出場したのは1976年のモントリオールオリンピックが最後です。それ以来40年間も出場できませんでした。
リオ五輪ではなんとしても出場をと、NBA初の日本人プレイヤーとなった田臥勇太選手をはじめ日本のトッププレイヤーが力を結集しましたが、残念ながら予選突破を果たせず、リオ五輪出場はかないませんでした。

東京オリンピックのバスケットボール代表選考はどうなる?年齢制限は?

オリンピックのバスケットボールの出場資格を決定する権限を有する国際バスケットボール連盟(FIBA)は、23歳以下という年齢制限を設ける可能性について言及しています。2020年の東京五輪について年齢制限が設けられるかは不明ですが、もしそうなった場合、現在でも最強チームであるアメリカ代表がさらに有利となり、事実上「敵なし」の状態になるのではないかと予想されています。
なぜならアメリカのプロリーグNBAでは、23歳以下でも一流選手として活躍しているアメリカ人プレイヤーがごろごろいるのに対し、そのほかの国では23歳以下で一流のプロとして活躍するような選手はほとんどいないからです。

まとめ

漫画「スラムダンク」やプロリーグがスタートしたことの影響もあり、日本でもバスケットボールはメジャーなスポーツになりました。リオ五輪では惜しくも出場を逃した男子代表チームには、次回の東京五輪では必ずや出場を決めてもらえるよう精一杯応援しましょうね!