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プレミア12初代王者の韓国代表が初の予選敗退…WBCでも敗れ低迷続く韓国野球

2024 11/18 18:00SPAIA編集部
韓国代表の柳仲逸監督,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

台湾と日本に敗れ、スーパーラウンド進出逃す

野球の国際大会「第3回プレミア12」で初代王者の韓国代表が予選敗退した。

日本と同じグループBに入った韓国は、初戦で台湾に3-6で敗戦。2戦目はキューバを8-4で下したものの、3戦目で日本に3-6で敗れ、4連勝の日本と、直接対決で敗れている台湾を上回ることができなくなったため、最終戦を待たずして東京ドームで行われるスーパーラウンド進出の可能性が消えた。

結局、18日のオーストラリアとの最終戦は5-2で勝利。3勝2敗で全日程を終えた。

韓国は2015年の第1回大会で優勝。2019年の第2回大会でも決勝で日本に敗れたものの準優勝しており、予選敗退は初の屈辱となった。

しかし、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも2006年の第1回大会はベスト4、2009年の第2回大会は準優勝ながら、2013年の第3回大会から3大会連続で1次ラウンド敗退、2021年の東京オリンピックでも4位でメダルを逃すなど最近は低迷が続いている。

2017年以降の主要国際大会では日本に9連敗

韓国は歴史的な背景もあり、どんなスポーツでも日本に対しては牙をむいた。2006年の第1回WBCでは2次リーグで日本を破った際、マウンドに太極旗を立て、イチローが怒りをにじませたことがあった。

2009年の第2回WBCでは、敗者復活のあるダブルエリミネーション方式だったため、1次リーグから決勝まで5度も対戦。決勝の10回表にイチローが林昌勇からタイムリーを放って日本が優勝を決めたが、韓国は日本戦2勝3敗と熱い戦いを繰り広げた。

しかし、2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップから2019年の第2回プレミア12、2021年の東京オリンピック、2023年の第5回WBC、同年のアジアプロ野球チャンピオンシップなど最近の主要国際大会では日本に9連敗している。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は親日派として知られ、政治的には友好関係を保っている。K-POPなど文化的な交流も盛んなため、スポーツ界でも対抗意識が薄らいでいるのだろうか。

強い韓国だからこそ、日韓戦は盛り上がる。アジアのライバルとして切磋琢磨することがお互いのレベルアップにもつながるはず。両国の交流は深まっても、スポーツ界では永遠のライバルであってほしい。

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