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昨季ブレイクの神里和毅は1番打者に定着できるか【打順別データで見るDeNA】

2020 3/5 06:00青木スラッガー
横浜DeNAベイスターズの神里和毅ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

筒香退団で注目の2番と4番

長年主砲を務めてきた筒香嘉智が退団したDeNA。新たな形で強力打線を築いていくにはどのような部分がポイントとなるのか、2019年シーズンの打順別打撃データから探っていきたい。

DeNA打順別打撃成績ⒸSPAIA

今季のDeNA打線はやはり筒香の穴をどう埋めるかが焦点となる。昨季のDeNAの4番打者OPS.849はリーグ2位、12球団で見ても3位。筒香の4番出場時成績は402打席でOPS.892を残しており「ポスト筒香」のハードルは高い。

その中でラミレス監督は早くから新主将の佐野恵太に期待を寄せており、2月末の時点で「開幕4番」も明言した。4年目を迎える主砲候補が抜擢に応えられるか注目となる。

また筒香の退団にあたり、4番打者と合わせてもうひとつ注目になるのが2番打者だ。昨季のDeNAの2番打者は4番と同じくリーグ2位、12球団3位のOPSを記録。ラミレス監督は、チームの中心打者である筒香、ソト宮崎敏郎をここに起用した。

2019年DeNA 主な2番打者成績ⒸSPAIA

オープン戦では新外国人のタイラー・オースティンが2番に起用され、最初の3試合で3本塁打を放つなど絶好調な仕上がりを見せている。昨季も後半戦から採用した、9番に野手を置くラインナップの場合は実質的なクリーンナップとして機能する重要な打順。期待の新戦力がその役割を担うことになりそうだ。

課題となった1番打者の出塁率

打順別成績から読み取れる課題を挙げると、1番打者はキーマンとなるだろう。

2019年12球団 1番打者出塁率ⒸSPAIA

昨季のDeNAはリーグ3位の596得点をマークしたが、チーム出塁率はリーグワーストの.315。出塁率がチームの課題となった中で、チャンスメークの役割を担う1番打者も出塁率は12球団中、下から3番目だった。

チームとしての1番打者の数字は良くなかった一方、神里和毅の成長は大きな収穫になった。2年目の昨季は開幕直後から活躍し、前半戦は一時、首位打者争いに参戦するほど好調で、オールスターにも選出。後半戦で失速してシーズン成績は打率.279、出塁率.323に終わったが、好調だった1番出場時は打率.295、出塁率.335を残している。

重量級が揃うDeNA打線の中では貴重な走力も備えたヒットメーカー。今季はシーズンを通してトップバッターに定着し、不動の切り込み隊長としてDeNA打線をけん引してくれるだろうか。

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