バレンティン、ムーアら新戦力が結果
4年連続日本一、3年ぶりのパ・リーグ制覇を目指すソフトバンクでは、今年から加わった新戦力がしっかりと結果を残している。
NPB通算288本塁打の大砲であるウラディミール・バレンティン(前ヤクルト)は、2月26日に行われたロッテ戦(練習試合)で待望の移籍後初本塁打を放つと、3月1日の阪神戦(オープン戦)でも一発。さっそく持ち前のパワーを発揮している。
MLB通算54勝の左腕で先発候補のマット・ムーア(前タイガース)は、3月1日の阪神戦(オープン戦)で1回無失点。ストレートは150キロを超えており、2三振を奪った。外国人枠の問題もあるが、開幕ローテーション入りはほぼ確実となった。
ルーキーでは、ドラフト1位の佐藤直樹が、オープン戦初打席で三塁打を放ち、外野の一角を奪わんとアピール。ドラフト3位のサイドスロー右腕である津森宥紀は好投を続けている。2月26日に行われたロッテ戦(練習試合)で2回無失点、3月1日の阪神戦(オープン戦)でも2回無失点と結果を残した。中継ぎとして開幕一軍入りは間違いなさそうだ。
新しく戦力として台頭しそうな選手もいる。育成契約の大砲候補・リチャードと右腕の尾形崇斗だ。現時点では育成契約のままだが、3月に入っても一軍に帯同を続けており、オープン戦では出場機会を与えられている。とくに尾形は2試合で5回無失点、5奪三振、与四球はわずかに1個と上々の出来。最速152キロのストレートにスライダーとフォークなどを操り、三振を奪う能力に長けている。
千賀滉大や甲斐拓也、牧原大成に周東佑京と次々に育成契約から主力が生まれるソフトバンクに、また新星が誕生するかもしれない。