巨人デラロサ、DeNA山﨑、阪神藤川は、ほぼ確定か?
春季キャンプでは数多くの争いが行われている。そのひとつに守護神争いがある。現在のプロ野球ではリリーフ陣、とくに勝ち試合の終盤を任される「勝ちパターン」投手の存在は極めて重要になった。多くの場合、その最後を締める守護神を、各球団ともリリーフ陣の顔と呼べる投手が務める。今シーズンは誰がその守護神を任されるのだろうか。セ・リーグ6球団の状況を確認してみたい。
セ・リーグ連覇を目指す巨人では、ルビー・デラロサの起用が濃厚だ。昨シーズン、途中加入したデラロサは後半戦から守護神となり8セーブをマーク。防御率も2.25と優秀だった。このオフシーズンに獲得した160キロ右腕のチアゴ・ビエイラも候補となるが、崩れるまではデラロサが守護神となりそうだ。
DeNAでは、日本代表の守護神でもある山﨑康晃が不動の存在。アクシデントがない限りは、まず間違いないだろう。山﨑は現在163セーブと節目の200セーブまであと37セーブに迫っている。キャリアハイは2015年と2018年の37セーブであり、今シーズン中の快挙達成も不可能ではない。
昨シーズン3位でクライマックスシリーズに出場した阪神では、今年40歳になる藤川球児が守護神を務めることになりそうだ。昨年中継ぎの柱として活躍したラファエル・ドリスとピアース・ジョンソン、ふたりの外国人投手がこのオフシーズンに退団。その穴埋めとして右腕のジョン・エドワーズを獲得したが、実力は未知数。藤川には日米通算243セーブという実績があり、昨シーズンも半ばから守護神を任されている。大きな不安はないだろう。守護神・藤川、セットアッパー・エドワーズの体制で開幕を迎えることが濃厚だ。
昨年の上位3球団は、シーズン終盤と同じ顔ぶれで開幕を迎えることになりそうだ。