巨人・背番号20 S.マシソン
多くの引退発表があった2019年のプロ野球。引退者の中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。
スコット・マシソンは、来日2年目の2013年に63試合の登板で防御率1.03と抜群の成績を残し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。山口鉄也、西村健太朗とともに盤石の勝ちパターンを確立した。
以降も4年連続で50試合登板をクリア。勝利の方程式の一角としてブルペン陣を支えた。しかし、18年の8月に左膝の手術を受け、渡米中には感染症に罹患(りかん)。翌年に復帰を果たすも思うようなピッチングができず、プロとしてのキャリアを終えた。
球団の外国人投手では歴代最長となる8年間プレーし、通算174ホールドを挙げたマシソン。レギュラーシーズンの本拠地最終戦となった9月27日の試合では、ともに昨季限りで現役を引退した阿部慎之助とバッテリーを組み、多くの野球ファンに感動をもたらした。今後はカナダ代表として、東京五輪出場を目指す。