「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【プロ野球雑学】好投手にはA型が多い?血液型別成績を検証

2020 2/6 17:00青木スラッガー
プロ野球血液型別成績インフォグラフィックⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

好投手が多い血液型は?

血液型でみるプロ野球データ雑学。前回の打者編に続き、今回は投手編だ。

科学的根拠はないと知っていながらも、自分自身や親しい人に当てはめると、なんだかんだ「当たっているなあ」と思いがちな血液型の性格診断。スポーツ選手の場合、一流どころにはマイペースなB型やおおらかなO型が多く、繊細なA型は大成しにくいといった説を見かけることがある。これも根拠のない話だが、実際のところプロ野球の「投手」の場合はどうなのか、調査してみた。

プロ野球血液型別成績インフォグラフィックⒸSPAIA

※数字は独自集計。小数点第2位で四捨五入

まずは各血液型の投手人数とその割合。

【投手人数】
A型:166人 34.2%
B型:94人 19.4%
AB型:52人 10.7%
O型:114人 23.5%
不明:59人 12.2%

日本人の血液型割合はおおよそA型37%、B型22%、AB型9%、O型32%になると言われている。プロ野球の投手もA→O→B→ABの多い順番は変わらなかった。

続いて各投手記録がどの血液型の投手に記録されたかの割合。上の投手人数と比較して、成績のパーセンテージが人数のパーセンテージを上回った血液型には「◎」を、下回った血液型には「△」をつけている。

【勝利数】
◎A型:37.2%
△B型:14.8%
◎AB型:13.0%
△O型:17.4%
不明:17.6%

【ホールド】
△A型:33.2%
△B型:13.9%
△AB型:4.8%
△O型:20.5%
不明:27.6%

【セーブ】
◎A型:50.8%
△B型:9.9%
△AB型:7.3%
△O型:8.5%
不明:23.5%

【奪三振】
◎A型:38.7%
△B型:14.9%
◎AB型:11.7%
△O型:18.7%
不明:16.0%

総合的にA型が優秀な数字を残しているように思える。勝利数、セーブ、奪三振で「◎」がつき、唯一「△」がついたホールドも人数のパーセンテージとの差はわずかだった。特にセーブはA型が全体の半数をマークしている。

AB型は勝利数、奪三振で「◎」。セーブ、ホールドは少なく、先発の方に良い人材が多いようだ。B型、O型はいずれの部門でも人数のパーセンテージを下回る結果となった。