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【動画】セイバーメトリクスの指標SecAとは?山田哲人のとんでもない数値

2020 1/22 17:00SPAIA編集部
SecAトップの山田哲人ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

12球団断トツの.558

日本球界でも浸透してきているセイバーメトリクスだが、OPSやIsoDなどに比べるとSecA(Secondary Average)はあまり馴染みがないだろう。SecAは長打力(二塁打、三塁打、本塁打を打つ能力)と出塁率の高い選手を見つけ出すために開発された指標である。SecAについて株式会社グラッドキューブのCEO金島弘樹が解説する。

計算式は「(塁打-安打+四球+盗塁-盗塁死)÷打数」で、直訳すれば「第二の打率」。打率は単打も本塁打も同等に扱うが、SecAは長打が多く、四球や盗塁でも多くの塁を奪う打者ほど高くなる。打率だけでは表せない隠れた貢献度を示すと言えるだろう。

平均的な打者で.250~.280、5割を超えると超一流とされるが、2019年の12球団トップはヤクルト・山田哲人の.558。2位の楽天・ブラッシュが.467、3位の広島・鈴木誠也が.455だから断トツだ。

山田の打率はセ・リーグ19位の.271と決して高くはないが、それ以上にチームへの貢献度は高いことが分かる。長打率でも12球団1位の巨人・坂本勇人、2位の広島・鈴木に次ぐ3位だが、SecAでは山田が両者を大きく上回っているのだ。

オフに推定年俸5億円で1年契約した山田。2020年は国内FA権取得の見込みだけに早くも周囲が騒がしくなっているが、果たして…。



スパイア [SPAIA] ちゃんねる
山田哲人選手の2019年度SecAをみると年俸が跳ね上がったのがわかる!?


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