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【プロ野球雑学】2019年の選手血液型割合と打撃成績

2020 1/2 11:00SPAIA編集部
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2019年のプロ野球選手血液型割合

血液型性格診断や血液型占いと、とかく日本人は血液型にこだわる人が多い。世界的に見ても血液型に異常なこだわりを見せるのは日本人ぐらいだそうだ。 人間をABOからなるたった4種類(詳しく分類すると数百万以上)に分けて十把一絡げにしてしまうのだから、そのナンセンスさは他国の人から見ればさぞ滑稽だろう。

そんなことは分かっているのだが、幼いころから散々血液型についての流言飛語をまことしやかに教え込まれたせいで、情けないかなやはりどうにも気になってしまう。

そんなわけで、2019年終了時点のプロ野球選手の血液型の割合と打撃成績について調べてみた。

2019年プロ野球選手の血液型割合と打撃成績インフォグラフィック

※数字は独自集計。小数点第2位で四捨五入

血液型ごとの人数と割合は次の通り。
A型:313人 33.8%
B型:194人 20.9%
AB型:83人 8.9%
O型:247人 26.7%
不明:90人 9.7%
※数字は独自集計。小数点第2位で四捨五入

日本人の血液型割合はおおよそA型37%、B型22%、AB型9%、O型32%になると言われていて、A、O、B、ABの順に多い。 プロ野球選手の血液型を調査してみたところ血液型が不明な選手が意外と多く、割合は異なるが人数の多い順番は同じになった。

不明な選手の多くは外国籍の選手で、日本ほど血液型を意識する文化が無く、本人も知らないことだったり、国によっては非常にプライベートな情報だったりすることが理由のようだ。

血液型ごとの安打の割合は次の通り。
A型:30.9%
B型:18.4%
AB型:5.4%
O型:32.0%
不明:13.4%
※数字は独自集計。小数点第2位で四捨五入

O型と不明の割合が人数割合に対してやや高くなっている。安打を打つ機会となる打席数をみると、1人当たり平均は約71回だが、O型に限ってみると86回と打席が回ってくる回数が他の血液型に比較して多い。 原因は不明だが、どういうわけかO型はスタメンや上位打線にいる可能性が高いようだ。

各血液型で最も安打を打った選手は次の通り。
A型:秋山翔吾(西) 179本
B型:吉田正尚(オ) 168
AB型:坂本勇人(巨) 173本
O型:大田泰示(日) 161本
不明:ビシエド(中) 168本
※数字は独自集計。

安打ではO型が最も多くなっていたが、本塁打になるとガラッと変わる。

血液型ごとの本塁打の割合は次の通り。
A型:24.6%
B型:13.9%
AB型:7.2%
O型:29.5%
不明:24.76%
※数字は独自集計。小数点第2位で四捨五入

本塁打では血液型不明の選手の割合が一気に高くなる。これは血液型が不明の選手のほとんどが外国籍選手であることが大きく影響している。

活躍を期待される外国人野手に求められるのは、その体格から繰り出される長打力。特に助っ人外国人の魅力は日本人では中々持つことができないそのパワフルな打撃。この数字は助っ人外国人がしっかり活躍している証拠と考えられる。

各血液型で最も本塁打を打った選手は次の通り。

A型:山川穂高(西) 43本
B型:松田宣浩(ソ) 30
AB型:坂本勇人(巨) 40本
O型:村上宗隆(ヤ) 36本
不明:ソト(中) 43本
※数字は独自集計。

プロ野球選手の血液型を調べてみたところ、選手人数の割合では日本人の血液型人口とと同じ順位に落ち着いたが、安打数についてはO型が優位という結果となった。

本塁打については血液型どうこうというよりも「流石、助っ人外国人」という数字に目がいってしまうが、ここでもO型が優位な数字を持っている。

名球会の比率もO型とB型が多くなっており、ナンセンスだと思いながらも始めた調査だったが意外な結果となった。とはいえ血液型ごとのトップ選手の数字には大きな違いは見られない。あくまで雑学の一つとして楽しんでもらいたい。