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【プロ野球雑学】2019年の出身地別打者割合は

2020 1/3 11:00SPAIA編集部
2019年プロ野球出身地打者成績インフォグラフィック
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大阪が断トツの1位

今回は2019年も終了したということで、2019年のプロ野球終了時点の一軍で打席に立った選手の出身地別成績を調べてみた。

2019年プロ野球出身地打者成績インフォグラフィック

まずは選手の出身地の人数割合から見ていこう。 1位大阪8.9%、2位神奈川5.3%、3位福岡5.3%、4位兵庫5.1%、5位東京4.6%となっている。

トップは皆さんの想像通り大阪で8.9%。プロ野球で打席に立つ選手の約10人に1人が大阪出身ということになる。 2019年の夏の甲子園を制したのは履正社。最近は大阪の高校が高校野球を引っ張っていることもあり、今後さらに増える可能性もありそうだ。

打撃成績の割合を見ても、ほとんど大阪がトップであり、人数が多く活躍選手も多いというすばらしい結果となっている。 2019年出たホームラン1688本のうち、大阪出身の選手が打ったのは157本で全体の9.30%となっている。

大阪出身者の打率は.254で、2019年の広島のチーム打率と同じ数字。投手も含んだ数字だと考えるとすさまじい数字である。

大阪が唯一3位になった部門は?

大阪がすさまじい割合を占めているのだが、2位以内に入れなかった部門が1つだけある。

それが「盗塁」だ。盗塁だけは3位だった。この部門で堂々の1位に輝いたのが兵庫県。118個と唯一3桁台に乗せた。快速自慢の兵庫県出身者はセ・リーグ盗塁王争いをした2人、阪神の近本光司、ヤクルトの山田哲人らがいる。大阪にもオリックスの福田周平らがいるが、どちらかというと足より打つことに長けた選手が多い結果となっている。

1~9位までの共通点は?

最後に、出身地の人数割合の1~10位まで見ていて気付いたことがことがある。それはアメリカを除く1~9位までが地元にプロ野球の本拠地があることだ。やはり地元に球団があるということは、子供の頃から野球への関心度も高くなるからだろうか。

ただ、皮肉なことに大阪に本拠地を置くオリックスの2019年の打率は12球団ワースト1位。打より投のチームなのも何だか面白い。