巨人・背番号10 阿部慎之助
今年も多くの引退発表があった2019年のプロ野球。引退者の中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。
2001年に球団の新人捕手では23年ぶりとなる開幕スタメン出場を果たすと、127試合で13本塁打を記録。以降は強打の捕手として9度のベストナインを受賞するなど、攻守で巨人を支えた。07年から14年までは主将を務め、チームを6度のリーグ優勝、2度の日本一に導き、精神的支柱としてもナインをけん引。12年は首位打者、打点王を含む3つの打撃タイトルを獲得し、セ・リーグMVPに輝いた。40歳で迎えた19年も持ち前の打棒は健在だったが、リーグ優勝決定後に今季限りでの現役引退を表明した。

19年間で放った本塁打は王貞治、長嶋茂雄に次ぐ巨人歴代3位の406本。新人から18年連続で2ケタ本塁打を達成するなど、長きに渡り打線の中軸として活躍した。来季からは巨人の二軍監督に就任。自身の経験や技術を伝え、次世代を担う選手の育成に励む。














