広島・背番号55 ブラッド・エルドレッド
今年も多くの引退発表があった2019年のプロ野球。引退者の中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。
B.エルドレッド(ブラッド・エルドレッド)は2012年6月にメジャーリーグのタイガースから移籍。2012年のシーズン途中に入団し、65試合の出場で11本塁打をマーク。来日3年目の14年には37本塁打を放ち、本塁打王に輝いた。
16年にはNPB通算100本塁打を達成するなど、チームの25年ぶりとなるリーグ優勝に貢献。度々故障に悩まされながらも、豪快なバッティングで打線の中軸を担った。
18年オフの退団後も日本でのプレーを目指していたが、19年のシーズン途中に現役引退を表明。9月15日にはマツダスタジアムで引退セレモニーが行われ、ファンに別れを告げた。

球団の外国人選手では歴代最長となる7年間の在籍で、ライトルに次ぐ通算133本塁打を記録。真面目な人柄で日本に溶け込み、チームメートやファンからは「カントリー」の愛称で親しまれた。今後は広島の駐米スカウトとして、新たな助っ人を発掘する。














