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「矢野先生」の臨時授業開講 阪神・矢野監督ファンミーティング

2019 12/26 06:00SPAIA編集部
矢野監督(中央)と参加したファンⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

「笑い」の効果を力説

阪神タイガースの矢野燿大監督が12月21日、神戸市内のホテルで行われた「矢野燿大チャリティーファンミーティング2019 Supported by SPAIA」に出演した。矢野監督は現役時代から筋ジストロフィー患者への支援を目的に立ち上げた社会貢献活動「39矢野基金」に取り組んでおり、趣旨に賛同したファン約150人が参加。トークショーやサイン会、ツーショット撮影会、チャリティーオークションなどが行われ、大盛況だった。

イベントの途中、トークショーでファンからの質問がひと段落した時だった。矢野監督が突然「ここから僕が仕切ります」と声を張り上げ、檀上にホワイトボードが運び込まれた。「昔は体育の先生になりたかった」と明かした指揮官の“臨時授業”がスタートした。

「矢野先生」の授業の様子ⒸSPAIA

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内容は「笑うって凄い力になる。リラックスしてパフォーマンスを発揮しやすい」「失敗したらどうしようと思うのではなく、チャレンジすることが大切」「苦しい練習も楽しむこと」などシーズン中、選手らにミーティングで説いているもの。他にもアドラー心理学の解説など、読書家で勉強熱心な指揮官らしい話が続き、ファンも熱心に聞き入っていた。

また、2019年の印象深い試合に、大腸がん手術から復帰した原口文仁捕手がサヨナラ打を放った6月9日の日本ハム戦を挙げ、「1試合勝っただけで泣くとは夢にも思わなかった」と回想。4番で起用した大山悠輔内野手については「秋季キャンプでも毎朝、特守をやった。4番のやりがいと悔しさを持って、来季は4番を奪い取ってほしい」と期待をかけた。

2019年は最終戦で3位に入り、クライマックスシリーズに進出したもののファイナルステージで巨人に敗れた。打倒巨人について問われると「笑って野球ができたら巨人より上にいける」と断言。この日の“授業”でも力説した「笑う」ことによって選手の能力を最大限に引き出す考えを強調した。

2020年は優勝旅行先のオアフ島で実施!?

イベントの途中、スイーツコーナーでケーキを取り分け、女性ファンに食べさせてあげるなど、大いに盛り上がった約3時間。最後には「2020年、優勝しました!」と過去形で宣言し、ファンから大きな拍手が沸き起こった。未来を先に祝うことで 現実を引き寄せる「予祝」と呼ばれるもので、「行き先は日本一です。その先に子供の笑顔がある。来年は(優勝旅行先の)オアフ島でこの会をしたい」と話し、またしても会場を沸かせた。

トークする矢野監督ⒸSPAIA

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イベント終了後、SPAIAの単独取材に応じた矢野監督は「監督になって1年が経ち、さらに熱気や愛情を感じた。来年は優勝すると決めている。秋はいいキャンプを送れたし、春が楽しみ」と笑顔。SPAIAのユーザーに対しては「SPAIAの豊富なデータを見ながら監督になったつもりで楽しんでほしい」とメッセージを送った。