阪神・背番号54 R.メッセンジャー
選手の引退が次々と発表された2019年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。
ランディ・メッセンジャーは2010年に阪神に入団し、タテジマ一筋で活躍した。2メートル近い長身から投げ下ろす速球は球威抜群で、中継ぎとして起用された来日当初は不安定な投球を見せていたが、先発に回ってからは抜群の安定感を誇った。
選手の引退が次々と発表された2019年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。
ランディ・メッセンジャーは2010年に阪神に入団し、タテジマ一筋で活躍した。2メートル近い長身から投げ下ろす速球は球威抜群で、中継ぎとして起用された来日当初は不安定な投球を見せていたが、先発に回ってからは抜群の安定感を誇った。
来日2年目の2011年から先発ローテーションの柱としてチームの屋台骨を支え続け、阪神に在籍した10年間で7度の2ケタ勝利をマーク。14年には最多勝に輝くなど、球団の外国人投手では歴代2位となるNPB通算98勝を積み上げた。
19年には5年連続6度目となる開幕投手を務めると、4月5日の広島戦では日米通算100勝を達成。しかし、右肩の不調もあって来日最少の3勝にとどまり、今季限りでユニホームを脱ぐ決断を下した。

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13年から2年連続で最多奪三振のタイトルを獲得するなど、通算1475奪三振を記録。これは最近10年で2位以下を大きく引き離してNPBトップの数字だ。
9月29日の引退登板では、現役最後のバッターを空振り三振に仕留め、甲子園のマウンドに別れを告げた。
■プロフィール
10年目 38歳 投手 スパークス高-マーリンズ-ジャイアンツ-マリナーズ-3Aタコマ-阪神
■通算成績
263試合 98勝 84敗 1606回1/3 1475奪三振 防御率3.13
■主な獲得タイトル
最多勝利(14年)、最多奪三振(13・14年)
※文章、表中の数字はすべて2019年レギュラーシーズン終了時点
企画・監修:データスタジアム