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2019年プロ野球 去り行く戦士たちvol.2日本ハム#3田中 賢介

2019 10/19 06:00データスタジアム
イメージ画像ⒸEvgenii Matrosov/Shutterstock.com
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日本ハム・背番号3 田中賢介

選手の引退が次々と発表された2019年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

日本ハムの背番号3・田中賢介。俊足巧打と堅守で長年にわたって日本ハムの正二塁手として活躍。現役引退を表明して臨んだ今季も日米通算1500安打を達成するなど、持ち前の粘り強いバッティングでチームを支えた。

日米通算1500安打を達成

プロ7年目の2006年にレギュラーの座をつかむと、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。攻守に存在感を見せ、25年ぶりのリーグ優勝、44年ぶりの日本一に大きく貢献した。07年からは3年連続で全試合に出場し、10年にはキャリアハイとなる打率.335をマーク。

その後、13年にメジャーリーグへ挑戦するも、15年に日本球界復帰を果たす。18年オフに19年限りでの現役引退を表明して迎えた今季は、9月に日米通算1500安打を達成。最終打席では「賢介コール」が鳴り響く中、涙ながらにヒットを放ち、有終の美を飾った。

2004~19年日本ハム:通算安打ランキング

ⒸSPAIA


持ち前のバットコントロールでヒットを量産。本拠地を札幌ドームとした04年以降の安打数はチームトップの1422本。北の大地で躍動した背番号3は、北海道移転後の日本ハムを語る上で欠かせない存在となるだろう。

通算成績1619試合1499安打565四球

■プロフィール
18年目 38歳 内野手 1999年ドラフト2位 東福岡高-日本ハム-ジャイアンツ-レンジャーズ-3Aラウンドロック-日本ハム

■通算成績
1619試合 1499安打 48本塁打 486打点 565四球 179犠打 203盗塁 打率.282

■主な獲得タイトル
ベストナイン(06・07・09・10・12・15年)、ゴールデングラブ賞(06~10年)

※文章、表中の数字はすべて2019年10月10日終了時点


企画・監修:データスタジアム