球団の歴史
広島カープは、日本のプロ球団としては異例の、市民球団として発足したという来歴を有しています。かつての本拠地が広島「市民」球場といったのはそのためです。現在では、市民が筆頭株主という意味での市民球団ではないですが、特定の企業に依存しないという点では、いまなおその体質を残しているとも言えます。
広島東洋カープは1949年、プロ野球人気の隆盛にともなう、チーム数拡大の方針にともない、原爆から立ち直る広島市民の希望として、発足しました。
もともと広島には、広島商業や広陵高校といった野球の名門校があったり、鶴岡一人や白石勝己といった名選手が輩出していることからその土壌はあったようです。
広島を流れる太田川が鯉の産地であったことと、原爆で焼失した広島城が「鯉城」と呼ばれていたことから「カープ」と命名されました(複数形もカープ)。
広島東洋カープの本拠地
広島東洋カープの本拠地は、かつては広島市民球場でした。広島駅から徒歩数分という抜群の立地で、まさに市民球場といった感じの、ファンが一体になれるような球場でした。
2009年の4月からはオーナー企業である自動車メーカーマツダの名を冠した、Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島が本拠地となっています。
元の広島市民球場の老朽化にともない、広島県の新しい観光PR目的も兼ねて建造に着手されました。左右非対称の球場はどことなくメジャーリーグの球場を思わせます。
ファールグランドが狭く設計されていて、選手との距離が近く、野球を現地観戦する際の臨場感が増しています。
観戦する時のおススメアイテム
基本的に好きな格好で行けばいいのですが(当たり前)、実際にスタジアムに行ってみると、球場全体がなんだか赤いことに驚くことと思います。
レプリカユニフォームだけでなく、上から羽織るタイプの法被などもあるので、観戦をより楽しむために、こういったグッズを1着持っておくのも良いでしょう。
大声で応援するのはちょっと恥ずかしい、という人はメガホンを持っていきましょう。メガホンを叩いて応援歌を口ずさんでいるだけでも一体感を味わえますよ。
あとは必須ではないのですが、グローブがあったら持っていきましょう。マツダスタジアムはファールグラウンドが狭いので、ファールボールがすごい勢いで飛んできます。素手ではとらない方がいいですよ。
球場での座席の選び方、楽しみ方をご紹介!
球場観戦を楽しむなら、座席もキーポイントです。静かに見たいなら内野席やバックネット裏、応援も楽しみたい場合は外野席がおススメです。特にズムスタの場合、左右非対称の形になっていて、ホーム側であるライトスタンド側の収容人数が多くなっています。広島ファンならライトスタンドがおススメです。
もう一つの楽しみが食事。特に広島東洋カープは球場メシが美味しいことで有名です。選手プロデュースの商品もあるので、ファンなら要チェックです。
後は好きな選手や、主要選手の応援歌やチャンステーマを覚えていくとよいですよ。実際に観戦していればすぐに覚えられると思いますが、予習しておけば早く楽しめます。
まとめ
最近は「カープ女子」なる言葉が出てきたように、スタジアムに若い女性の姿も増えてきています。
もし興味があったら、思い切ってスタジアムに出かけてみてくださいね。
以上「広島東洋カープの応援の仕方を知って観戦を楽しむ5つのポイント」でした。