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ソフトバンクが主力復帰で混パ抜け出すか 日本ハムは王柏融が復帰も4位に転落

2019 8/13 11:11勝田聡
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首位ソフトバンクが抜け出すか

パ・リーグは順位に大きな変動があった。首位のソフトバンクは変わらずだが、西武が2位に浮上。楽天の3位は変わらず、日本ハムが4位に転落している。ここまでの4チームが勝率5割以上。しかし5位のロッテも借金はわずかに「3」。最下位のオリックスに至っても借金は「7」しかない。

ゲーム差で見ても3位の楽天から最下位のオリックスまでは5ゲーム差。首位ソフトバンクと2位西武のゲーム差と同じである。まだまだ混戦は続きそうだ。

パ・リーグ順位表ⒸSPAIA

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ソフトバンクは主力が揃って一軍復帰

8月10日、ソフトバンクは5人の主力選手を一軍に登録した。それはキューバ代表として国際大会を戦っていたリバン・モイネロ、ユリスベル・グラシアルの2人。そして川島慶三、福田秀平、中村晃の3人である。これまでベストメンバーで戦えていなかったソフトバンクの戦力が一気に充実してきた。この5選手が復帰した当日から行われた日本ハムとの3連戦で3連勝。2位西武との差は5に広がっており、再び独走態勢に入りつつある。

これからの夏場は今まで以上に、選手たちのコンディション維持が難しくなってくる。その中で、比較的フレッシュな主力選手が一軍に復帰するのは心強い。ここまで続いていた混戦から抜け出すことになるかもしれない。

オリックスは山本由伸が離脱も新たな先発候補が誕生

オリックスのエース格に成長した山本由伸が左外腹斜筋損傷で登録を抹消された。ここまでパ・リーグ防御率トップの成績を残していただけに、チームへ与える影響は計り知れない。復帰時期は明らかではないが、西村徳文監督は頭が痛いことだろう。

一方で新たな先発候補も現れている。それは、2016年育成ドラフト1位で入団した張奕である。張は外野手として入団したが、昨シーズン途中に投手へと転向し、今年5月に支配下登録されたばかりだった。そんな張が8月8日の日本ハム戦でプロ入り初先発。6回1失点と試合をつくり、待望のプロ初勝利をマークしている。山本が抜けた穴を埋めるのは容易ではないが、新戦力の上位進出を狙いたいところだ。

西武は辻発彦監督が大きな決断を下した。8月11日の試合で山川穂高を今シーズン初めて4番から外したのである。代役として中村剛也を起用している。その試合では山川、中村ともに1安打ずつ。翌8月12日の試合で山川は本塁打を含む2安打3打点と結果を残した。4番を奪い返すことができるか、今後もその打順には注目が集まる。

日本ハムは8月6日からなんと6連敗。2位の座を明け渡し、4位に転落してしまった。そんな中、明るい話題となったのが王柏融の一軍復帰である。右肩の故障で戦列を離れていたが、8月10日の試合で一軍に復帰した最初の打席で安打を放った。ただし、利き腕の肩を故障していたこともあり、現時点で守備にはつけないため、指名打者や代打での起用となりそうだ。もう1点気がかりなのが、復帰した試合で死球を受け途中交代したこと。登録抹消はされていないが、翌日から試合に出場しておらず、状態が心配される。

楽天はルーキーの弓削隼人が好投を続けている。7月30日の試合でプロ初完封を記録したが、8月6日の試合でも西武相手に7回無失点。87球と完封ペースだったが、平石洋介監督はスパッと交代。次回以降に体力を温存させている。193センチの大型左腕がチームの救世主となるかもしれない。

ロッテは荻野貴司が10年目で初の規定打席に到達した。打率ではリーグ4位につけており、タイトル戴冠にも期待がかかる。また途中加入のマーティンが早くも6号本塁打を放ち絶好調。2番に固定されたことで荻野、マーティン、鈴木大地と上位打線の破壊力が増した。5位ではあるが3位の楽天まで3ゲーム差。まだまだチャンスはある。

※数字は2019年8月12日終了時点

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