今永昇太が完全復活
プロ野球のペナントレースも前半戦が終了し、これからいよいよ勝負どころとなる夏場に入っていく。ここまでの戦いで、昨シーズン結果を残すことのできなかった選手たちが復活を遂げている。なかでも今永昇太、松井裕樹ら左投手の活躍が目立っている。
今永昇太(DeNA)は、昨シーズンは4勝11敗、防御率6.80と大きく期待を裏切ってしまったが、今シーズンはここまで8勝4敗、防御率2.66と見違えるような成績を残している。オールスターゲーム第1戦でも、2回をパーフェクトピッチングと快投を見せた。後半戦でも先発ローテーションの軸となることは間違いない。

ⒸSPAIA
先発投手では、大野雄大(中日)もここまで見事な投球を見せている。2013年から3年連続で2ケタ勝利を達成し、左腕エースとなったが翌年以降は成績が急降下。昨シーズンはわずか6試合の登板に終わり、勝ち星を挙げることはできなかった。しかし、今シーズンは開幕からローテーションを守り、5勝(6敗)をマーク。防御率3.07と上々の数字を残している。
パ・リーグに目を移すと、塩見貴洋(楽天)が好投を続けている。昨シーズンは腰痛の影響で9月以降の登板はなく、11試合で2勝3敗、防御率3.56と物足りない成績に終わっていた。
今シーズンも開幕には間に合わず、一軍昇格を果たしたのは交流戦が始まる少し前の5月21日のことだった。しかし、出遅れを取り戻すかのように3連勝。7月5日の日本ハム戦で今季初黒星を喫したが、7試合の登板で5度のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と安定感がある。後半戦でも同様の投球でチームを引っ張っていきたいところだ。















