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巨人が大補強敢行したシーズンはヤクルトが強い!?

2019 4/13 11:00楊枝秀基
小川監督,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

広沢、川口、ハウエル、マックら獲った1995年

20年以上も前の話になるが、1995年シーズンのペナントレースは40代以上の野球ファンの印象に強く残っていることだろう。

前年に5年ぶりの日本一になった巨人が大補強。ヤクルトの四番を打っていた広沢克己(広澤克実)と広島の川口和久をFAでダブル獲り。さらに、ヤクルトを自由契約となったジャック・ハウエルを獲得した。それにとどまらず米大リーグ・ツインズからシェーン・マックを2年8億円で獲得。テレビゲームで子供が編成したくなるような超強力重量打線を編成し、優勝候補の大本命として開幕を迎えた。

1995年巨人補強,ⒸSPAIA

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そして、皮肉にも開幕カードがヤクルトとの3連戦だった。

開幕戦は斎藤雅樹の3安打完封で勝利し、2戦目も桑田真澄が8回まで2安打無失点の好投で連続完封目前。しかし、9回先頭の飯田哲也に頭部死球を与え、危険球退場となってから流れが変わった。急遽登板した橋本清、石毛博史が打ち込まれ、まさかの逆転負け。続く3戦目も落としてしまい、開幕カードは負け越しとなった。

20年ぶりに目の前で胴上げ許す

結局、4月は首位のヤクルトに4.5ゲーム差をつけられ3位スタートとなった巨人。その後も波に乗れず、5月には桑田が右ヒジの故障で戦線離脱、8月にはハウエルが途中退団と予期せぬ事態が立て続けに起こった。

逆にヤクルトは広沢、ハウエルの抜けた穴をオマリー、ミューレンでガッチリ補強。象徴的だったのは9月9日だ。テリー・ブロスが巨人相手にノーヒットノーランを達成。このシーズン、ブロスは対巨人において5勝無敗、防御率0.23とカモにし、9月30日には巨人を完封して胴上げ投手となった。

目の前で相手の胴上げを許すのは巨人にとって20年ぶりの屈辱だった。

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