西と金子の穴を埋めたいオリックス、内野手の長打力不足も深刻

昨季は4年連続のBクラスに終わったオリックス。先発投手の防御率がリーグトップの3.78を記録したのは明るい話題だったが、オフにはエース格として長年チームを支えてきた西と金子が相次いで退団した。昨季は2人合わせて262回1/3を稼いだだけに、この穴をどう埋めるかが最大の課題といっていいだろう。
故障からの復帰を目指す田嶋や、セットアッパーからの先発転向が見込まれる山本、昨季終盤に好投を見せた榊原といった若手の活躍が待たれるところだ。

攻撃面に目を向けると、大きなウイークポイントとなったのが内野手だ。T-岡田、小谷野、安達らの不振もあり、ポジション別のOPSはいずれもリーグ平均を大きく下回る数値。特に長打力不足は深刻で、4ポジションを合わせた本塁打数はリーグ最少の25本と、2番目に少なかった楽天の47本にも遠く及ばなかった。
既存戦力の奮起を促すためにも、昨季マイナーで23本塁打を放ったメネセスや、ドラフト2位ルーキーの頓宮といった新入団選手が起爆剤になることを期待したい。
















