「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.15 DeNA#67 田中 浩康

野球ボール,ⒸShutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

DeNA・背番号67 田中 浩康

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

DeNAに移籍して迎えた2017年は、前年を大きく上回る66試合に出場。通算1000安打と300犠打を達成するメモリアルなシーズンを送った。2018年も攻守にわたって献身的なプレーを見せ、チームの勝利に貢献することが期待されていた。

新天地でダッグアウト・キャプテンに任命

プロ入り2年目の2006年から一軍に定着すると、翌07年に二塁のレギュラーを獲得。粘り強い打撃と堅実な守備でチームに貢献し、12年にはベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。その後は16年オフにヤクルトを自由契約となり、DeNAへ移籍。

新天地では18年途中から「ダッグアウト・キャプテン」に任命され、若手へ積極的にアドバイスを送るなど、チームを陰から支えた。しかし、シーズン終了間際に球団から戦力外通告を受け、引退を決意。14年間の現役生活に別れを告げた。

歴代NPB:通算犠打ランキング

ヤクルト時代に4度のリーグ最多犠打を記録するなど、通算302犠打はNPB歴代5位。送りバントや右打ちなど、つなぎのバッティングに徹した田中浩は、まさに“いぶし銀”と称するにふさわしい選手だった。

通算成績1292試合1018安打345四球

■プロフィール
14年目 36歳 内野手 2004年ドラフト自由枠 尽誠学園高-早大-ヤクルト-DeNA

■通算成績
1292試合 1018安打 31本塁打 351打点 345四球 302犠打 33盗塁 打率.266

■主な獲得タイトル
ベストナイン(2007・12年)、ゴールデングラブ賞(12年)

企画・監修:データスタジアム