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引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.14 日本ハム#13 石井 裕也

ボール,ⒸShutterstock.com
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日本ハム・背番号13 石井 裕也

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

キレのあるスライダーとフォークで打者を惑わすベテラン左腕。2017年はピッチングの安定感を欠き、自己最少となる8試合の登板に終わった。2018年も一軍戦力としてチームに貢献することができず、現役を退く決断を下した。

セ・パ両リーグで30ホールドポイント以上

2004年ドラフト6巡目で中日に入団すると、プロ1年目から24試合に登板。07年には落合博満監督の下、チーム53年ぶりの日本一を経験した。08年にシーズン途中の交換トレードで横浜へ移籍。2年間で63試合に登板し、17ホールドを記録するなど、生まれ育った地で輝きを放った。

10年には再び交換トレードで日本ハムに活躍の場を移すと、貴重な左のリリーバーとして存在感を発揮。引退試合では高校の後輩である西武・秋山翔吾を左飛に打ち取り、現役生活に別れを告げた。

セ・パ両リーグ:30ホールドポイント以上 歴代投手

3球団を渡り歩き、主に救援としてチームを支えた石井裕。セ・パ両リーグで30ホールドポイント以上をマークした投手は、わずか4人しかいない。先天性難聴を抱えながらプロの世界で結果を残した「サイレントK」は、多くの人に勇気と希望を与え続けた。

通算成績330試合83ホールド321回1/3

■プロフィール
14年目 37歳 投手 2004年ドラフト6巡目 横浜商工高-三菱重工横浜硬式野球クラブ-中日-横浜-日本ハム

■通算成績
330試合 19勝 19敗 83ホールド 6セーブ 321回1/3 258奪三振 防御率3.05

企画・監修:データスタジアム