「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.12 オリックス#15 佐藤 達也

2018 12/28 11:00データスタジアム
ボール,ⒸShutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

オリックス・背番号15 佐藤 達也

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

今回は、オリックスの勝利の方程式を担い、力感あふれるフォームから放たれる剛速球でファンを魅了した、佐藤達也投手を取り上げる。

伸びのあるストレートで鉄壁のリリーフ陣を形成

佐藤達也は伸びのあるストレートで押していくピッチングが持ち味のリリーバー。

プロ2年目の2013年に一軍定着を果たすと、セットアッパーに抜てき。42ホールドポイントをマークし、最優秀中継ぎ投手に輝いた。翌14年には防御率1.09と安定感抜群の投球を見せ、チームの優勝争いに大きく貢献。2年連続でタイトルを獲得するなど、平野佳寿らともに鉄壁のリリーフ陣を形成した。

しかし近年は成績が振るわず、登板機会が減少。今季はプロ入り後初めて一軍登板なしに終わり、球団から戦力外通告を受けて現役引退を決断した。引退セレモニーは11月25日の「Bsファンフェスタ2018」で行われ、マウンドに別れを告げた。

2009~18年パ・リーグ:ストレート被打率ランキング

佐藤達の代名詞といえば、最速155キロのストレートだ。キャリア全投球の約70%を占め、通算被打率は2割を切るなど絶大な威力を誇った。

常に全力投球を貫いた剛腕リリーバーは、来季から球団職員としてチームを支える。

通算成績262試合285回2/3 338奪三振

■プロフィール
7年目 32歳 投手 2011年ドラフト3位 大宮武蔵野高-東海大北海道-Honda-オリックス

■通算成績
262試合 11勝 21敗 109ホールド 14セーブ 285回2/3 338奪三振 防御率2.71

■主な獲得タイトル
最優秀中継ぎ投手(2013・14年)

企画・監修:データスタジアム