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背番号だけではない巨人の大シャッフル 三塁岡本、捕手阿部、FA戦士も…

2018 12/25 07:00青木スラッガー
阿部慎之助,Ⓒゲッティイメージズ
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岡本が三塁手、阿部が捕手、鍬原が守護神候補に

目玉となるのが、原監督が明言している岡本和真の三塁手構想だ。高卒4年目で3割・30本・100打点を達成した若き主砲が今季守ったのは一塁手。だが、もともとは三塁手としてのプロ入りで、今季も19試合で三塁の守備位置についた。岡本が三塁を無難にこなせば、一塁手には新加入の中島宏之やビヤヌエバを入れて打線に厚みが出てくる。

来季で40歳を迎える阿部慎之助は、自らの意志で再び捕手へ。小林誠司がおり、炭谷銀仁朗がFA加入した中での捕手再挑戦は相当な決意があってのことだろう。

捕手の競争激化により、捕手として今季、小林に次ぐ66試合に出場したルーキーの大城卓三は出場機会が危うくなった。だが打撃が売りの大城であれば、一塁手など他ポジションでの起用も十分考えられる。実際、原監督は11月に行われたMLB代表との親善試合で、大城をシーズンで1試合も守っていない一塁手のスタメンに起用しており、コンバートの可能性は出てきている。大城と立ち位置が被る宇佐見真吾にも同様のことがいえるだろう。

ルーキーでは、ドラ1右腕の鍬原拓也が守護神候補に指名された。今季は6登板全て先発で防御率6.83という成績。即戦力の期待には応えられなかったが、奪三振率(9投球回あたり平均いくつ三振を奪ったかを示す指標)は11.39という抜群の数字を残しており、リリーフで花開く期待はある。

また、今季はローテーションに定着できなかったFA加入組の野上亮磨、大竹寛、それから2年目・畠世周の扱いも気になるところだ。岩隈久志の加入などでローテーション争いは激化するが、彼らも先発としての実績があるだけに、その起用方法は投手力を大きく左右するポイントとなりそうだ。

配置転換がうまくはまれば、補強を推し進める原巨人の戦力はさらに大きなものになる。一方で、例えば岡本が三塁の守備に苦労して打撃の調子を落としてしまうなど、選手の役割を変えることにはリスクもある。原監督は巨大戦力をどのように扱うのか、名将の手腕が試される。

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