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引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.9 広島#49 天谷宗一郎

2018 12/10 07:00データスタジアム
ボール,ⒸShutterstock.com
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広島・背番号49 天谷宗一郎

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

攻守に俊足を生かしたプレーが特徴のベテラン外野手。昨季は代打や守備固めを中心として56試合に出場するも、打率1割台とアピールできなかった。今季は勝負強いバッティングを見せたいところだったが、出場機会に恵まれず。10月4日、17年間のプロ野球生活に別れを告げた。

鉄壁の外野陣“スパイダーキャッチ”

プロ入り7年目の2008年に「1番・センター」で開幕スタメンの座をつかむと、レギュラー定着を果たし、自己最多の135試合に出場。10年にはホームラン性の打球をフェンスによじ登りながら好捕した“スパイダーキャッチ”が話題になるなど、チームメートの赤松真人とともに鉄壁の外野陣を形成した。

12年にはチーム20年ぶりとなるランニングホームランを記録。しかし、近年は若手の台頭により出場機会が減少し、今季限りでユニホームを脱いだ。

通算:サヨナラ打一覧

俊足を生かした広い守備範囲と巧みなバッティングで、チームの低迷期を支えた天谷。さらに、通算5度のサヨナラ打をマークするなど、ここぞという場面で印象的な一打を放った。17年間カープひと筋を貫いたベテランは、走攻守で多くのファンを魅了した。

通算成績844試合493安打159打点

■プロフィール
17年目 35歳 外野手 2001年ドラフト9巡目 福井商高-広島

■通算成績
844試合 493安打 27本塁打 159打点 201四球 29犠打 81盗塁 打率.255

企画・監修:データスタジアム