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引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちvol.7 日本ハム#37 矢野謙次

2018 11/24 11:00データスタジアム
野球ボール,ⒸShutterstock.com

日本ハム・背番号37 矢野謙次

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

勝負強いバッティングが光る代打のスペシャリスト。昨季は5月こそ11打数5安打も、シーズン全体では打率.205と結果を残せなかった。今季は自身の持ち味を取り戻し、ベンチの切り札としてチームに貢献する。

指導者として新たなスタート

プロ入り3年目の2005年に一軍定着を果たすと、06年は91試合にスタメン出場。07年は打率.291、7本塁打の好成績を残し、チームのリーグ優勝に貢献した。その後は度重なる故障に苦しみながらも、10年以降は“代打の切り札”としての地位を確立。

15年途中にトレードで日本ハムへ移籍してからは、若い選手が多いチームの中で、“良き兄貴分”として存在感を示した。18年限りで現役を引退し、19年からは日本ハムのチーム統括本部特命コーチに就任。指導者として新たなスタートを切る。

2004~18年NPB:代打打点ランキング


代打でマークした72打点は、04年以降でNPB3位の記録だ。名選手が並ぶ中、主に代打としてプロの世界を生き抜いてきた矢野の神髄が、この数字に表れている。プロ16年間で規定打席に到達したシーズンはなかったものの、ひと振りにかける姿は、多くのファンやチームメートの心に深く刻まれた。

通算成績759試合374安打153打点

■プロフィール
16年目 38歳 外野手 2002年ドラフト6巡目 国学院久我山高-国学院大-巨人-日本ハム

■通算成績
759試合 374安打 29本塁打 153打点 88四球 34犠打 18盗塁 打率.262

企画・監修:データスタジアム

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