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引退者続出の2018年プロ野球 去り行く戦士たちVol.6 ロッテ#66岡田幸文

2018 11/13 11:00データスタジアム
野球ボール,ⒸShutterstock.com
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ロッテ・背番号66 岡田幸文

選手の引退が次々と発表されている2018年のプロ野球。引退ラッシュの中にはチームの主力として長年に渡り貢献を続けたレジェンド達も多く含まれた。ファンに愛され惜しまれながらもチームを去り行く戦士たちを紹介する。

岡田 幸文は、広い守備範囲でチームに貢献する10年目外野手である。昨季から、ノーヒットが続き、深刻なスランプに陥った。

育成契約も、即支配下登録されて大活躍

2009年に育成選手としてロッテに入団すると、プロ1年目の3月に支配下登録。10年はシーズン中盤から一軍に定着し、日本シリーズ第7戦で日本一を大きく手繰り寄せる適時打を放った。

翌11年は全試合に出場し、チームトップの41盗塁を記録。さらに、俊足を生かした広大な守備範囲で、同年から2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した。

その後もチームに欠かせない戦力として存在感を示したが、17年以降は打撃不振の影響もあり、出場機会が減少。引退試合では野手として59打席連続無安打のプロ野球ワースト記録を更新したが、2年ぶりの安打を含む猛打賞を記録した。

内野安打の表

プロ通算573本のヒットを放った岡田だが、記録した本塁打は0本。全安打の約3割にあたる169本が内野安打だった。快足を武器にファンを魅了したスピードスターは、地元・栃木ゴールデンブレーブスにコーチ派遣されることが決まっており、指導者としての第一歩を踏みだす。